
2023-07


人間は評価基準や賃金で計れない”もの“崇高な“もの”

明日から配達弁に決めた夜 妻の背中に安堵が見えた

色どりの綺麗な友の弁当を羨みながら日の丸食べた

「月子」呼ぶ直ぐに「んっ」と返事する君と御飯を食べているかな

あらば向こう側へと突き抜ける生死を超えた向こう側へと

もりもりと盛り上がる雲かき分ける山の青さよ山頭火ゆく(種田山頭火ヘのオマージュ)

睡蓮の花を数えて夏がゆく夢から覚めた夢のようにぞ

澄む時があれば濁れる時もある濁れる水の流れつつ澄む(下の句 種田山頭火)
