恋子 2023-09-25
恋子
恋子 苦笑いしている秋のあわてもの愁いを演じて腹に哭く虫
花農家 いわし雲 見上げてサンマ 恋しくて カツオのたたきで 晩酌準備
パパ猫 夕暮れが早くなるのは寂しくも五時のチャイムがとっても似合う
ちょこのん 手を伸ばす いつか届くと信じてる 近くにあった桃の香りも
われもこう 「禁句」見て 「でもね」も「たぶん」も すべてダメ 厳しすぎるね 使ってるけど
めるへん 出来栄えも数も全然違うけどひらめく時は俵万智です
めるへん 戦時下の人詠むHAIKUの味わいは思いの丈を抑えて写実
パパ猫 青空を隠さぬように秋雲は奥ゆかしくも身を薄くして
行雲流水 破調編 