・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
背伸びして届いたような錯覚がしあわせだった間違いだった
「is」がいい愛する人が「was」ならば悲しくなってしまうから
間違えた最後の二文字足りなくて気づけば既に15分過ぎ
あの時の 貴女の瞳 優しさが 今も心を 締めつけている
散る花は また咲くために 在るものと 信じているよ その悲しみも
あの夜に 離さないでと 泣いた人 今は誰かの 胸で眠るよ
部活終え二人乗りして君の胸背中に感じたわざとやったんか
あみだくじ引いて決めたね行先は恋の夢乗せて鈍行列車
四畳半裸電球冷たくて君の顔半分だけの陰が怖かった
もういいと恋の化粧を剥がすよに出て行った君にまたねだなんて
押入れに出せなかったラブレター出さなくてよかった本当によかった
四つ辻に初めてできたコンビニは白い光で吾を励ましし
藤切られ我が記念樹の終焉は薄紫の笑顔を見せた
かくとだに恋のパクリを下駄箱に返しの文に関はゆるさじと
あの星は遠い過去からやって来て瞬きひとつ、我をさらった
お懐古と昭和を笑う人がいた昭和の短歌を懐メロだと
あ、笑った、笑ったよって騒ぐなよ あだ名がロボの少年でした
ポストカードを送ってくれた わたしを忘れないでいてくれた それだけでわたしは
終電はひかりをひいて過ぎ去りぬひとりひとりの生きづらさ載せ
あの時の あのサヨナラが あの人の 精一杯の 優しさだった
写真には幼い母がはにかんでモノクロの中甘えてみせた
前はよく来たと懐かしがるきみの横で眺める初めての海
過去形のチャプターで遂に手紙を渡せなかったジョンのその後
傾きを直す目的で作られた機械を海に沈めたの、私
あの時は風が強くて寒かった震えながらのプロポーズの日
秋風が記憶のページをめくるから幼いあの日の夕陽を浴びた
朽ちかけた言葉はセピア色をして恋を染めては頬までも染め
チャリに乗りかつては其処にゐた証 グーグルマップに綴じられた母
燃え狂う 熱き想いよ伝われと 幾たび祈り願ったことか
「さて今日はあたたかでした森下さん」アナウンサーも韻を踏んでる
遠い日の恋の呪文に酔いしれた今ひとたびと思えばわびし
恋日記ふり向く老いに古い文字旅ひと時の夢つかの間に
週五日呑み歩いてたあの頃に戻れたならばもっと節約
あの頃は網と虫籠持ち歩き色んな虫が友達だった
背伸びして届いたような錯覚がしあわせだった間違いだった
「is」がいい愛する人が「was」ならば悲しくなってしまうから
間違えた最後の二文字足りなくて気づけば既に15分過ぎ
あの時の 貴女の瞳 優しさが 今も心を 締めつけている
散る花は また咲くために 在るものと 信じているよ その悲しみも
あの夜に 離さないでと 泣いた人 今は誰かの 胸で眠るよ
部活終え二人乗りして君の胸背中に感じたわざとやったんか
あみだくじ引いて決めたね行先は恋の夢乗せて鈍行列車
四畳半裸電球冷たくて君の顔半分だけの陰が怖かった
もういいと恋の化粧を剥がすよに出て行った君にまたねだなんて
押入れに出せなかったラブレター出さなくてよかった本当によかった
四つ辻に初めてできたコンビニは白い光で吾を励ましし
藤切られ我が記念樹の終焉は薄紫の笑顔を見せた
かくとだに恋のパクリを下駄箱に返しの文に関はゆるさじと
あの星は遠い過去からやって来て瞬きひとつ、我をさらった
お懐古と昭和を笑う人がいた昭和の短歌を懐メロだと
あ、笑った、笑ったよって騒ぐなよ あだ名がロボの少年でした
ポストカードを送ってくれた わたしを忘れないでいてくれた それだけでわたしは
終電はひかりをひいて過ぎ去りぬひとりひとりの生きづらさ載せ
あの時の あのサヨナラが あの人の 精一杯の 優しさだった
写真には幼い母がはにかんでモノクロの中甘えてみせた
前はよく来たと懐かしがるきみの横で眺める初めての海
過去形のチャプターで遂に手紙を渡せなかったジョンのその後
傾きを直す目的で作られた機械を海に沈めたの、私
あの時は風が強くて寒かった震えながらのプロポーズの日
秋風が記憶のページをめくるから幼いあの日の夕陽を浴びた
朽ちかけた言葉はセピア色をして恋を染めては頬までも染め
チャリに乗りかつては其処にゐた証 グーグルマップに綴じられた母
燃え狂う 熱き想いよ伝われと
幾たび祈り願ったことか
「さて今日はあたたかでした森下さん」アナウンサーも韻を踏んでる
遠い日の恋の呪文に酔いしれた今ひとたびと思えばわびし
恋日記ふり向く老いに古い文字旅ひと時の夢つかの間に
週五日呑み歩いてたあの頃に戻れたならばもっと節約
あの頃は網と虫籠持ち歩き色んな虫が友達だった