・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
週明けの 玄関扉を 開ける時 何か解らぬ 奇跡を願う
アパートの 玄関先の 置き配が この国故の 良心を語る
飾りやら つまらぬ記憶 脱ぎさって ここは玄関 踏み越えていけ
今度はね、私が子供を送る番。 これで母の気持ちがわかりだす。
玄関に誰かのぬくもり感じてて 玄関行ってもいない寂しさ
荷物持ち、今日も学校快晴で。 母が見送る玄関で
ピンポンと鳴って真っ先ワフと鳴き玄関ホール出迎えラブ犬
家を出る用事がついになくなった 玄関は何か言いたげな顔
玄関の扉重くて開けきらず膝抱き暮れた日々も糧にし
玄関に履くことのない靴を見て君と過ごした年月思う
子どもらがジグソーパズル組み立てしメイと子トトロ玄関走る
全開の玄関と窓は繋がって寝そべる私は風に洗われ
切り替えが下手なわたしは玄関で 家と外とをオン・オフにする
夏休み玄関上がる友の顔大人になれど笑顔変わらず
玄関の鏡に映るひび割れの外では見せぬ悲しい素顔
玄関を明るくしたし絵を飾り向日葵活けてひとり戯ける
玄関の睡蓮鉢のメダカには青く歪んだ空しか見えぬ
玄関に新たに一足揃えたる 末の娘のファーストシューズ
玄関の冷たいタイルに腹をつけ見上げる瞳に「ただいま、ごはん?」
玄関が港であるなら靴は船 あかるい場所へ漕ぎだしてゆこう
玄関は小さな汽水湖この足をそっと浸してさあ海原へ
どんなでも明かりをつけて待っていてつま先がゆく彼の玄関
玄関に あなたの写真と一輪花 語りかけては元気をもらう
玄関に立ちすくむ影追いかけて嗤った午後よ さよなら一歩
白百合の香り満ちたる玄関は 心地よし家の亀むせかえる
玄関で受け取っていた宅配便 様変わりして今じゃ置き配
玄関にただいまの声おかえりなさい言えるしあわせ
週明けの
玄関扉を
開ける時
何か解らぬ
奇跡を願う
アパートの
玄関先の
置き配が
この国故の
良心を語る
飾りやら つまらぬ記憶 脱ぎさって
ここは玄関 踏み越えていけ
今度はね、私が子供を送る番。
これで母の気持ちがわかりだす。
玄関に誰かのぬくもり感じてて
玄関行ってもいない寂しさ
荷物持ち、今日も学校快晴で。
母が見送る玄関で
ピンポンと鳴って真っ先ワフと鳴き玄関ホール出迎えラブ犬
家を出る用事がついになくなった 玄関は何か言いたげな顔
玄関の扉重くて開けきらず膝抱き暮れた日々も糧にし
玄関に履くことのない靴を見て君と過ごした年月思う
子どもらがジグソーパズル組み立てしメイと子トトロ玄関走る
全開の玄関と窓は繋がって寝そべる私は風に洗われ
切り替えが下手なわたしは玄関で
家と外とをオン・オフにする
夏休み玄関上がる友の顔大人になれど笑顔変わらず
玄関の鏡に映るひび割れの外では見せぬ悲しい素顔
玄関を明るくしたし絵を飾り向日葵活けてひとり戯ける
玄関の睡蓮鉢のメダカには青く歪んだ空しか見えぬ
玄関に新たに一足揃えたる
末の娘のファーストシューズ
玄関の冷たいタイルに腹をつけ見上げる瞳に「ただいま、ごはん?」
玄関が港であるなら靴は船 あかるい場所へ漕ぎだしてゆこう
玄関は小さな汽水湖この足をそっと浸してさあ海原へ
どんなでも明かりをつけて待っていてつま先がゆく彼の玄関
玄関に あなたの写真と一輪花 語りかけては元気をもらう
玄関に立ちすくむ影追いかけて嗤った午後よ さよなら一歩
白百合の香り満ちたる玄関は
心地よし家の亀むせかえる
玄関で受け取っていた宅配便
様変わりして今じゃ置き配
玄関にただいまの声おかえりなさい言えるしあわせ