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糸繕い、私に作った あのシュシュが私の一生宝物
あの頃に母が繕う、 糸で繋いだ命布
糸と糸 緩と急を 巡らせて 指を置いた 鍵盤の上
「私を見てよ」冷たい雨と共に解けて絡まる赤い糸
リモートで熱傾けて語るほど糸切れて落つ我は犍陀多
わたしからほつれた糸を引っ張った→すぐに解けてく→わたしって誰?
どちらともなく緩んでく糸の先 結び目さえも見えなくなって
針穴に 「スッ」と通した 糸先を 摘まんで微笑む 祖母の思い出
赤い糸 縦に横にと 絡み合い 絆と成るか しがらみと成るや
綾取りの糸が絡んでほどけない 人のつながり似たようなもの
機織りの音なき静かな裏通り生糸の町と言われし昔
そういえば睡眠薬はどこだっけ? ふと思い立つ糸雨の夜
映画行く? 答えの無言に声がして 空気の中には糸電話がある
縦と横出会って別れまた出会い細い絹糸ふたり模様
一針一針糸を絆ぐ温もり伝わるパッチワークキルト
思い出は糸で記憶に縫いとめる指先一つで消せない場所に
手で編んだ、祖母のぬくもり感じてて、涙出てくる寂しさよ
ごめんなさい どうか嫌いにならないで もつれた糸も直せぬ日々を
ちょっとだけ触れてくれない? 混濁にまみれたボクの永い生糸を
どうしよう君の残した毛糸たち編み物なんてとても出来ない
かなかなを母の生まれし村で聞く製糸工場遺れる村で
赤セーターほつけた糸が引っ掛り(このおじさんが運命の人!?)
切れそうで 切れない糸は 赤い色 二人を結ぶ 心の絆
かぎ針と両手一体糸遊び我を忘れて編み物が好き
どの場でも熱唱する「糸」めぐり逢う ことにも縁を感ず 仕合わせ
この胸から無数の糸が飛び出して知らない人まで辿り着いてる
糸繕い、私に作った
あのシュシュが私の一生宝物
あの頃に母が繕う、
糸で繋いだ命布
糸と糸 緩と急を 巡らせて
指を置いた 鍵盤の上
「私を見てよ」冷たい雨と共に解けて絡まる赤い糸
リモートで熱傾けて語るほど糸切れて落つ我は犍陀多
わたしからほつれた糸を引っ張った→すぐに解けてく→わたしって誰?
どちらともなく緩んでく糸の先
結び目さえも見えなくなって
針穴に
「スッ」と通した
糸先を
摘まんで微笑む
祖母の思い出
赤い糸
縦に横にと
絡み合い
絆と成るか
しがらみと成るや
綾取りの糸が絡んでほどけない
人のつながり似たようなもの
機織りの音なき静かな裏通り生糸の町と言われし昔
そういえば睡眠薬はどこだっけ?
ふと思い立つ糸雨の夜
映画行く? 答えの無言に声がして
空気の中には糸電話がある
縦と横出会って別れまた出会い細い絹糸ふたり模様
一針一針糸を絆ぐ温もり伝わるパッチワークキルト
思い出は糸で記憶に縫いとめる指先一つで消せない場所に
手で編んだ、祖母のぬくもり感じてて、涙出てくる寂しさよ
ごめんなさい どうか嫌いにならないで もつれた糸も直せぬ日々を
ちょっとだけ触れてくれない? 混濁にまみれたボクの永い生糸を
どうしよう君の残した毛糸たち編み物なんてとても出来ない
かなかなを母の生まれし村で聞く製糸工場遺れる村で
赤セーターほつけた糸が引っ掛り(このおじさんが運命の人!?)
切れそうで 切れない糸は 赤い色 二人を結ぶ 心の絆
かぎ針と両手一体糸遊び我を忘れて編み物が好き
どの場でも熱唱する「糸」めぐり逢う
ことにも縁を感ず 仕合わせ
この胸から無数の糸が飛び出して知らない人まで辿り着いてる