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中秋の名月(つき)を待ち侘び 供えし和菓子(かし)を 積み並べ 月光(つき)眼に飛び込むは 翌朝の望月(つき)
電灯をともさず布団に潜り込む どこにいたってそんな気分だ
起きてから夕方までは仕事 夜寝てしまうまでは少しじぶん
夜という響きは速い潜水艦のごと我を乗せ闇に浮かぶ
テクダさん 下から読んだら んさダクテ それがどうした 千葉に行きたい
降る雪に音は包まれ深々と布団に丸まり安らかな夢
街灯に重なる恋の影法師鬼の居ないかくれんぼしてる
街灯の灯りが照らす歩道に足音だけの恋のレクイエム
夢だって不器用だからよう見やん膝小僧までがそっぽを向いた
耳介から入り込むしじま恐れて寝入りの夫の肩に手を置く
見る夢の中にだけある真実を小望月みてふと語りたく
スパゲティおひしかったよそれだけがいえなかったよるいとしむすめに
何もかも夜に閉じ込め忘れたら朝日がとてもきらめくのにな
これまでの夜と今夜を生きのびたひとをしずかに照らした朝日
「今夜飲めば明日は禁酒」とか言って 寂しい夜を調整してる
粘液の中をゆっくり沈みゆく深き眠りの闇の中へと
月光に黒き瞳を見開いて捨てた人形揺れる波間に
朝までの長い時間の暗闇で何かが見えることもあること
眠ってるうちに世界が変わってて起きたら元に戻るシステム
少しづつが長くなるそれもいいかも本が読める
思い出も季移り寂し秋花火ひと夏揺れて恋を散らして
秋の風 雲海照らす月あかり ひとり眺める静寂の夜
夕顔の闇に紛れる足音に耳をそばだて恋を引き寄せ
眠れない秋の夜長の友として深夜ラジオを夜明けまで聴く
夜の山 上部にかかる雲見えず 突入すれば漆黒の闇
仲秋に未練がましく夏去らず なれど十五夜団子食べるか
赤く焼け 太陽沈む西の峰 夜中旅し 東より出づ
今日もまたあの日の夜を見ていたと暗黒のなか照らす月光
母一人夜の寂しさ悲しみを父の布団が包み 慰め
お前らも知っているだろこの時期に 深夜コンビニで一人食うアイスを
陽が落ちるのが早くなりしだいに秋の深まり感じる夜よ
寝不足は覚悟のうえで聴いていた深夜のラジオ青春の日々
神輿置き法被を浴衣に着替えたら祭りの夜の提灯ともる
「大好き」と三つ描かれた孫のカード抱いて寝ようよ 老人の日
あの月を君も何処かで見ていると信じているから生きていける
明けないで朝はいらない眩しくていつも絶望救いなどない
あの人の見つめる先に在るものは星より遠い彼 (か) の人の影
白昼の愚痴もジョークも喧騒も洗い流せよ真夜中の雨
中秋の名月(つき)を待ち侘び 供えし和菓子(かし)を 積み並べ 月光(つき)眼に飛び込むは 翌朝の望月(つき)
電灯をともさず布団に潜り込む
どこにいたってそんな気分だ
起きてから夕方までは仕事
夜寝てしまうまでは少しじぶん
夜という響きは速い潜水艦のごと我を乗せ闇に浮かぶ
テクダさん 下から読んだら んさダクテ それがどうした 千葉に行きたい
降る雪に音は包まれ深々と布団に丸まり安らかな夢
街灯に重なる恋の影法師鬼の居ないかくれんぼしてる
街灯の灯りが照らす歩道に足音だけの恋のレクイエム
夢だって不器用だからよう見やん膝小僧までがそっぽを向いた
耳介から入り込むしじま恐れて寝入りの夫の肩に手を置く
見る夢の中にだけある真実を小望月みてふと語りたく
スパゲティおひしかったよそれだけがいえなかったよるいとしむすめに
何もかも夜に閉じ込め忘れたら朝日がとてもきらめくのにな
これまでの夜と今夜を生きのびたひとをしずかに照らした朝日
「今夜飲めば明日は禁酒」とか言って 寂しい夜を調整してる
粘液の中をゆっくり沈みゆく深き眠りの闇の中へと
月光に黒き瞳を見開いて捨てた人形揺れる波間に
朝までの長い時間の暗闇で何かが見えることもあること
眠ってるうちに世界が変わってて起きたら元に戻るシステム
少しづつが長くなるそれもいいかも本が読める
思い出も季移り寂し秋花火ひと夏揺れて恋を散らして
秋の風 雲海照らす月あかり
ひとり眺める静寂の夜
夕顔の闇に紛れる足音に耳をそばだて恋を引き寄せ
眠れない秋の夜長の友として深夜ラジオを夜明けまで聴く
夜の山 上部にかかる雲見えず
突入すれば漆黒の闇
仲秋に未練がましく夏去らず なれど十五夜団子食べるか
赤く焼け 太陽沈む西の峰
夜中旅し 東より出づ
今日もまたあの日の夜を見ていたと暗黒のなか照らす月光
母一人夜の寂しさ悲しみを父の布団が包み
慰め
お前らも知っているだろこの時期に 深夜コンビニで一人食うアイスを
陽が落ちるのが早くなりしだいに秋の深まり感じる夜よ
寝不足は覚悟のうえで聴いていた深夜のラジオ青春の日々
神輿置き法被を浴衣に着替えたら祭りの夜の提灯ともる
「大好き」と三つ描かれた孫のカード抱いて寝ようよ 老人の日
あの月を君も何処かで見ていると信じているから生きていける
明けないで朝はいらない眩しくていつも絶望救いなどない
あの人の見つめる先に在るものは星より遠い彼 (か) の人の影
白昼の愚痴もジョークも喧騒も洗い流せよ真夜中の雨