・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
イヤホンを片耳につけて帰り道もう片方は夢に忘れた
晩秋のそこはかとなく聴くジャズの針を落とせば妙に寂しく
お大事にしてくださいね不整脈を治すために聴くロックンロール
聴くことを止められない耳の辛さを貝の形の手は知っていて
たにがわのおじさんから聴くバトンぼくらはうたをリレーするのだ
話す聴くの役割を交代しながら生きてく君とわれふたり
真夜中のサイレン聴いている部屋に赤の幻影くるくる回る
雪の降る音は聞こえぬ朝明けて見れば突然一面の白
知覧から大空ヘ飛び立ち散った若人の心の叫び聞け
湯舟に浸かり夜汽車の汽笛を聞く今日も一日頑張った
静寂に耳を澄まして目を閉じて 心の声を独り聞く夜
冬の朝流れるラジオに聞き入って 独りニヤけて家事の手止まる
日々進む戦禍伝える新聞の文字から聞こえる叫びの声
ふるさとの山の便りは初冠雪確かに聞こゆ冬の足音
我が儘も愚痴も文句も聞くからさだから負けずにしっかり生きて
記念日に貴方がくれたオルゴール 優しい調べに今も聴き入る
夜行バス 路面を走る音を聴き まどろむ中で故郷を想う
前にも聞いた話聞かされて はにかむ窓辺外は秋晴れ
双胎児の動き掌に聴く吾は娘に送る愛 強くなりて
ラジオから流れる曲を聞きながら目を閉じ映るあの日の景色
独り言 聞こえるように母の声 寂しさ埋める手段みつけて
ポッといい心の奥の火がともる 音が聞こえる陽だまりの中
亡き母のよく似た声のおばさんのカクテキ買いて聞く冬の音
亡き母に、でした。すみません。
突き刺さる聞きたくなかった言葉の矢「ありがとう」なんて「元気でね」なんて
これからは 冷めるままの 関係よ 声を聴いて 声を聞いて
自己肯定する歌詞がいい聴くだけで 救われた気がして涙する
貝殻を耳に当てると小波(さざなみ)の音が聞こえてくるよと母は
水槽の隅でこうべを垂れているタツノオトシゴ悩み聞こうか？
お題 
お題
お題
お題
お題
お題
イヤホンを片耳につけて帰り道もう片方は夢に忘れた
晩秋のそこはかとなく聴くジャズの針を落とせば妙に寂しく
お大事にしてくださいね不整脈を治すために聴くロックンロール
聴くことを止められない耳の辛さを貝の形の手は知っていて
たにがわのおじさんから聴くバトンぼくらはうたをリレーするのだ
話す聴くの役割を交代しながら生きてく君とわれふたり
真夜中のサイレン聴いている部屋に赤の幻影くるくる回る
雪の降る音は聞こえぬ朝明けて見れば突然一面の白
知覧から大空ヘ飛び立ち散った若人の心の叫び聞け
湯舟に浸かり夜汽車の汽笛を聞く今日も一日頑張った
静寂に耳を澄まして目を閉じて
心の声を独り聞く夜
冬の朝流れるラジオに聞き入って
独りニヤけて家事の手止まる
日々進む戦禍伝える新聞の文字から聞こえる叫びの声
ふるさとの山の便りは初冠雪確かに聞こゆ冬の足音
我が儘も愚痴も文句も聞くからさだから負けずにしっかり生きて
記念日に貴方がくれたオルゴール 優しい調べに今も聴き入る
夜行バス 路面を走る音を聴き まどろむ中で故郷を想う
前にも聞いた話聞かされて
はにかむ窓辺外は秋晴れ
双胎児の動き掌に聴く吾は娘に送る愛
強くなりて
ラジオから流れる曲を聞きながら目を閉じ映るあの日の景色
独り言 聞こえるように母の声 寂しさ埋める手段みつけて
ポッといい心の奥の火がともる 音が聞こえる陽だまりの中
亡き母のよく似た声のおばさんのカクテキ買いて聞く冬の音
亡き母に、でした。すみません。
突き刺さる聞きたくなかった言葉の矢「ありがとう」なんて「元気でね」なんて
これからは 冷めるままの 関係よ
声を聴いて 声を聞いて
自己肯定する歌詞がいい聴くだけで 救われた気がして涙する
貝殻を耳に当てると小波(さざなみ)の音が聞こえてくるよと母は
水槽の隅でこうべを垂れているタツノオトシゴ悩み聞こうか？