・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
筆をもち半紙に向かい試し書き 年に一度の賀状の挨拶
半値とか言っては我を魅惑して指を滑らす黒い金曜
遠き祖のルーツを探る夜半の冬残されたのは負の遺産
あの窓辺 探しているか 君も今 半分欠けた 月の行方を
若手には言葉を選ぶ私だけ半熟卵がうまく剥けない
丁半とサイコロ転がす人生の角が取れたと老いの目騒ぐ
うつ病を 発症してから 八年目 半分.生きて 半分.死んで
半ぶんことねだる君の差し出す手少しだけ多く分け与へたり
夜半に降る雪訥々と身の上を語るがごとく闇に消えゆく
後半は読まずじまいの小説のように別れた人を思えり
姉からは京都へゆくと電話くる羨ましいよ 夜半の月も
少しづつ 絡めつくった 思い出が 半人前から 生まれる絆
「半分こ」吾子が差し出す手のひらに 二つに割った皮付きみかん
カーテンの隙間から差す朝日にて眠れずにいた4時半を知る
こっそりと 深夜逢引き はんぶんこ ちくわ分け合う 飼い猫と僕
ノートには師走の予定次々に半分ランチの 約束うふふふ
まだ昼はコートいらずなのに半ば散りゆく紅葉冬の訪れ
初冬の昼下がり陽を浴び猫と猫 半分こでクッションに丸まり
寒椿 散りては道の半分は紅き絨毯(じゅうたん)風に撫でられ
かくれんぼソファーの陰に隠れても 半身(はんみ)見えてる童女の可愛さ
冷蔵庫食材取り出し半分を使いまた仕舞うわが家のルール
窓拭きに戸棚の後ろ換気扇きれいにしなきゃ師走も半ば
【返歌】 気がつけば半月過ぎた十二月 水が冷たい玄関掃除 寒さに負けずお掃除頑張ります!
だるい朝目を覚ますのは七時半 ホットミルクと蜂蜜の色
行く末を独りの夜に考える 豆腐半丁 鍋に沈めて
チョコレート半分こして食べたっけコンビニなどはなかった街で
半分に破って丸めた便箋を何処に捨てよか迷う黄昏れ
筆をもち半紙に向かい試し書き
年に一度の賀状の挨拶
半値とか言っては我を魅惑して指を滑らす黒い金曜
遠き祖のルーツを探る夜半の冬残されたのは負の遺産
あの窓辺 探しているか 君も今
半分欠けた 月の行方を
若手には言葉を選ぶ私だけ半熟卵がうまく剥けない
丁半とサイコロ転がす人生の角が取れたと老いの目騒ぐ
うつ病を 発症してから 八年目 半分.生きて 半分.死んで
半ぶんことねだる君の差し出す手少しだけ多く分け与へたり
夜半に降る雪訥々と身の上を語るがごとく闇に消えゆく
後半は読まずじまいの小説のように別れた人を思えり
姉からは京都へゆくと電話くる羨ましいよ
夜半の月も
少しづつ 絡めつくった 思い出が
半人前から 生まれる絆
「半分こ」吾子が差し出す手のひらに
二つに割った皮付きみかん
カーテンの隙間から差す朝日にて眠れずにいた4時半を知る
こっそりと 深夜逢引き はんぶんこ ちくわ分け合う 飼い猫と僕
ノートには師走の予定次々に半分ランチの
約束うふふふ
まだ昼はコートいらずなのに半ば散りゆく紅葉冬の訪れ
初冬の昼下がり陽を浴び猫と猫 半分こでクッションに丸まり
寒椿 散りては道の半分は紅き絨毯(じゅうたん)風に撫でられ
かくれんぼソファーの陰に隠れても 半身(はんみ)見えてる童女の可愛さ
冷蔵庫食材取り出し半分を使いまた仕舞うわが家のルール
窓拭きに戸棚の後ろ換気扇きれいにしなきゃ師走も半ば
【返歌】
気がつけば半月過ぎた十二月
水が冷たい玄関掃除
寒さに負けずお掃除頑張ります!
だるい朝目を覚ますのは七時半
ホットミルクと蜂蜜の色
行く末を独りの夜に考える 豆腐半丁 鍋に沈めて
チョコレート半分こして食べたっけコンビニなどはなかった街で
半分に破って丸めた便箋を何処に捨てよか迷う黄昏れ