・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
大雪のニュース地元じゃないことに胸なで下ろす我がこころあわれ
遠くからライブカメラで見てる雪 若き母の手つめたくつよく
雪ハラリ空見上げれば色失せし空あるばかり春はまだ先
この雪が終われば春がくるかしら かなしみかかえ窓辺にじっと
雪だまを手当たりしだいぶつけゆく恐竜もこうして滅びたね
冬眠を叶えてくれる優しさに恋焦がれている 青空の下
大雪で 外出不能な こんな日は レンタル漫画を よみまくろうか
ガラス戸を叩く風音を聞きながら待っていたかも 雷雪刹那に
冬になり 白く埋まった 雪原に やがて咲くため 根を張る桜
積雪のような恋だと自負してる溶けたら春になるのふたりで
壁紙の白に同化し 見失い 雪の如 白い毛の愛猫
雪の花 嗚呼美しやと 掌に 数枚溶けて 興味失う
愛犬と吾と若き母喜びし小さな我が庭雪積もるのを
大雪が降れど翌朝街歩けるは 寝る間惜しむ除雪車のおかげ
月刊誌蛍雪時代まだありて表紙に当時の面影はなし
不可思議や今朝はどうにも起きられぬ 謎は解けたり雪が降りけり
鎮魂の祈りの花は 一月の十七日に降る白い雪
はだれ雪 母の白髪に差す冬陽指のささくれ積もるとしつき
久方の雪は落ちゆくどこまでも底の抜けたるごときわが胸
前をゆくひとのショールにぼたん雪ふわりととまる白き結晶
「寒くない?」抱き寄せる君の肩に咲く 雪の結晶ひらりひとひら
雪女郎黒衣纏いて魔女とならん虐げられし者よ
雪だねと指さすのは8歳の私がまだ居ることの確認作業
神さまが敷いた白布団は きっと彼方の海の生まれ変わりだ
雪の富士 砂浜に松 青い空 銭湯入り そこは天国
あの人の吐息が白い雪になる 僕の想いが風になるとき
暖冬で季節間違え顔出して雪に震えるふきのとう一つ
大雪に 子供の頃は ワクワクし 大人になれば もはやビクビク
寒椿 新雪に咲くルビーかな しずく輝きそっと手に取る
罪や咎(とが)清めるような白雪よ 二人眺める 写経の寺で
はらはらと周囲の音を吸いながら降りゆく雪は純粋な瞳
雪混じりの午後に子タヌキ現れてさも ひもじそうあげたかったリンゴ
ふわふわり 舞う雪見れば 高揚す 私はまるで おさな子のよう
ニュースみて雪かきの夫いないし 雪は知らない息子に不安
タイヤ痕ぐじゅぐじゅついたシャーベット 今のおまえは雪か答えろ
タクシーも バスも来ず 長蛇の列に 足を失う 大雪の帰路
サクッサクッと降り積もる雪踏みしめて早朝急ぐ先に待つ人
震災で 希望つないだ 街角の 公衆電話 雪にうずもれて
一粒の雪の結晶キラキラと降り続き積みKillerってなってる
雪降らぬ地に住んでいて稀に降る雪に喜ぶ雪国生まれ
真白に雪の積もった野の下で土筆はぢっと春の陽を待つ
手をひろげ雪華ひろう君がいい紅いマフラーこの日のために
いつか雪は溶けてしまうの淡い恋心のように
羽のような小さな雪が落ちてくる きれいな音が天から響く
帰り道歩調を合わす雪雲とよく似た色のハクセキレイと
ゆっくりと 心の治療 真っ白な 雪風が 吹き 背中押されて
早起きし 窓こすり見る 積もる雪 伝う雫が 涙のようで
白い日に あなたは雪になりたいと 静かに泣いた誰かのために
こんなにも小さな島で降り方の大きな違いの雪の哀しさ
大雪のニュース地元じゃないことに胸なで下ろす我がこころあわれ
遠くからライブカメラで見てる雪 若き母の手つめたくつよく
雪ハラリ空見上げれば色失せし空あるばかり春はまだ先
この雪が終われば春がくるかしら
かなしみかかえ窓辺にじっと
雪だまを手当たりしだいぶつけゆく恐竜もこうして滅びたね
冬眠を叶えてくれる優しさに恋焦がれている 青空の下
大雪で
外出不能な
こんな日は
レンタル漫画を
よみまくろうか
ガラス戸を叩く風音を聞きながら待っていたかも
雷雪刹那に
冬になり 白く埋まった 雪原に やがて咲くため 根を張る桜
積雪のような恋だと自負してる溶けたら春になるのふたりで
壁紙の白に同化し 見失い 雪の如 白い毛の愛猫
雪の花 嗚呼美しやと 掌に
数枚溶けて 興味失う
愛犬と吾と若き母喜びし小さな我が庭雪積もるのを
大雪が降れど翌朝街歩けるは
寝る間惜しむ除雪車のおかげ
月刊誌蛍雪時代まだありて表紙に当時の面影はなし
不可思議や今朝はどうにも起きられぬ
謎は解けたり雪が降りけり
鎮魂の祈りの花は 一月の十七日に降る白い雪
はだれ雪 母の白髪に差す冬陽指のささくれ積もるとしつき
久方の雪は落ちゆくどこまでも底の抜けたるごときわが胸
前をゆくひとのショールにぼたん雪ふわりととまる白き結晶
「寒くない?」抱き寄せる君の肩に咲く
雪の結晶ひらりひとひら
雪女郎黒衣纏いて魔女とならん虐げられし者よ
雪だねと指さすのは8歳の私がまだ居ることの確認作業
神さまが敷いた白布団は きっと彼方の海の生まれ変わりだ
雪の富士 砂浜に松 青い空
銭湯入り そこは天国
あの人の吐息が白い雪になる 僕の想いが風になるとき
暖冬で季節間違え顔出して雪に震えるふきのとう一つ
大雪に 子供の頃は ワクワクし 大人になれば もはやビクビク
寒椿 新雪に咲くルビーかな しずく輝きそっと手に取る
罪や咎(とが)清めるような白雪よ 二人眺める
写経の寺で
はらはらと周囲の音を吸いながら降りゆく雪は純粋な瞳
雪混じりの午後に子タヌキ現れてさも
ひもじそうあげたかったリンゴ
ふわふわり 舞う雪見れば 高揚す
私はまるで おさな子のよう
ニュースみて雪かきの夫いないし
雪は知らない息子に不安
タイヤ痕ぐじゅぐじゅついたシャーベット 今のおまえは雪か答えろ
タクシーも バスも来ず 長蛇の列に 足を失う 大雪の帰路
サクッサクッと降り積もる雪踏みしめて早朝急ぐ先に待つ人
震災で 希望つないだ 街角の 公衆電話 雪にうずもれて
一粒の雪の結晶キラキラと降り続き積みKillerってなってる
雪降らぬ地に住んでいて稀に降る雪に喜ぶ雪国生まれ
真白に雪の積もった野の下で土筆はぢっと春の陽を待つ
手をひろげ雪華ひろう君がいい紅いマフラーこの日のために
いつか雪は溶けてしまうの淡い恋心のように
羽のような小さな雪が落ちてくる
きれいな音が天から響く
帰り道歩調を合わす雪雲とよく似た色のハクセキレイと
ゆっくりと 心の治療 真っ白な 雪風が
吹き 背中押されて
早起きし 窓こすり見る 積もる雪
伝う雫が 涙のようで
白い日に あなたは雪になりたいと 静かに泣いた誰かのために
こんなにも小さな島で降り方の大きな違いの雪の哀しさ