2025-03-04

題『祭』

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題『言』

またいつか　二人で見たいと君が言う　夜空に輝く冬のシリウス

17

題『言』

けっぱれと母の言葉が身に染みて　歯を食いしばる深夜の警備

16

題『自由詠』

あの夜のまたねとまたねの約束は守られないまま宙(そら )をさまよう

15

題『甘いものを読み込んで』

あの人が部屋に残したスイカズラ甘い香りと記憶と影と

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題『三』

三月で終わった恋が立ち止まる　桜を絡(まと)う恋人たちに

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題『三』

初めての三陸鉄道リアス線復興の地へ君住む町へ

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題『動物を読み込んで』

午前二時ネズミがそろりと動きだす宇宙と交信始めるために

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題『動物を読み込んで』

満月に悲しき嘆き慟哭に重なり響く犬の遠吠え

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題『言』

寂しいと言葉にすれば辛くなる　あなたの思い出抱いて眠る夜

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題『自由詠』

菜の花のお浸し美味し春の味醤油マヨにてお箸が進む