・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
カレンダー 捲る手に 宿る影 戻せぬ時間 吾は悔やみて
その一手さすがに厳しぎりぎりに金銀なけりゃ詰まないけどね
嬉しかった はじめて触れたきみの手がおんなじくらいかさついていて
手の平に収まるいのちが私より熱いこと知る 文鳥乗せて
作業して傷の手痛いブドウ棚帰り弾きたい楽しいギター
恋歌をあやとり綴る手慰み見る月おぼろ春愁つのる
手をじっと見つめていたらだんだんと人が住み出し国が生まれた
手のひらの熱冷めやらぬ一回戦敗退何も残せず泣けず
寿命とか結婚するとか運命とか 手の皺ごときで何が分かるか
心労が 蓄積した日 何気なく 手を凝視して 時が過ぎ去る
花吹雪 違う未来へわかれ道「またな」と上げた左手の指
手探りで人にあわせて気を遣いホントの自分生かしていない
クラスの子意気投合をしたならばおちゃらかほいなど手遊びをして
半ぶんこと言ひし君の差し出す手少しだけ多く分け与へたり
幼き日思い出しては手で作る影絵揺らめく眠れぬ夜は
利き手は右 餃子の餡をこねながら 指輪が左に移ったと知る
恋人の証として右手に嵌めていた指輪が、左手の薬指に移ったことを、餃子の餡を素手でこねながら気づきました
春風に散る花びらを追い そっと受けとめる 優しい貴女の手
小さかった手も大きくなったいつかこの手を離れていくんだね
手に触れるただそれだけで心までつながってゆくふたりの時間
寝る前にハンドクリーム手に塗って ラベンダーの香 夢に誘う
触れそうで 触れない君の手 握りしめ 心が叫ぶ 真昼の月に
亡きあとも この手に残る 祖父の手の かたい皮膚の感触 温もり
電車でも泣きそうになる 眼裏(まなうら)で亡くした犬がお手をするから
今春は初めて出逢うモンキチョウ 挨拶の如く手のひらに舞う
春の暮れ 最後の手紙投函し 夕日見つめて振り返らずに行く
二人の手恋人繋ぎで歩いてた別れるなんて思いもせずに
妻の手をにぎり 湯冷めを せぬように 温泉をあとに 月夜の帰路
検査着の背にあてられた技師さんの手から伝わる癒しの温もり
雨上がり空に浮かんだ虹を見て手を伸ばしてる不思議なあなた
母の手は病を治すパワー有り そっと触れれば心安まり
筆まめな君の手紙は丁寧な字と文面から人柄溢るる
ゆっくりとハンドクリーム擦り合わせ 香る手のひら ピンク色の春
カレンダー 捲る手に 宿る影 戻せぬ時間 吾は悔やみて
その一手さすがに厳しぎりぎりに金銀なけりゃ詰まないけどね
嬉しかった はじめて触れたきみの手がおんなじくらいかさついていて
手の平に収まるいのちが私より熱いこと知る 文鳥乗せて
作業して傷の手痛いブドウ棚帰り弾きたい楽しいギター
恋歌をあやとり綴る手慰み見る月おぼろ春愁つのる
手をじっと見つめていたらだんだんと人が住み出し国が生まれた
手のひらの熱冷めやらぬ一回戦敗退何も残せず泣けず
寿命とか結婚するとか運命とか
手の皺ごときで何が分かるか
心労が 蓄積した日 何気なく 手を凝視して 時が過ぎ去る
花吹雪 違う未来へわかれ道「またな」と上げた左手の指
手探りで人にあわせて気を遣いホントの自分生かしていない
クラスの子意気投合をしたならばおちゃらかほいなど手遊びをして
半ぶんこと言ひし君の差し出す手少しだけ多く分け与へたり
幼き日思い出しては手で作る影絵揺らめく眠れぬ夜は
利き手は右 餃子の餡をこねながら 指輪が左に移ったと知る
恋人の証として右手に嵌めていた指輪が、左手の薬指に移ったことを、餃子の餡を素手でこねながら気づきました
春風に散る花びらを追い そっと受けとめる 優しい貴女の手
小さかった手も大きくなったいつかこの手を離れていくんだね
手に触れるただそれだけで心までつながってゆくふたりの時間
寝る前にハンドクリーム手に塗って
ラベンダーの香 夢に誘う
触れそうで 触れない君の手 握りしめ 心が叫ぶ 真昼の月に
亡きあとも この手に残る 祖父の手の かたい皮膚の感触 温もり
電車でも泣きそうになる
眼裏(まなうら)で亡くした犬がお手をするから
今春は初めて出逢うモンキチョウ
挨拶の如く手のひらに舞う
春の暮れ 最後の手紙投函し 夕日見つめて振り返らずに行く
二人の手恋人繋ぎで歩いてた別れるなんて思いもせずに
妻の手をにぎり 湯冷めを せぬように 温泉をあとに 月夜の帰路
検査着の背にあてられた技師さんの手から伝わる癒しの温もり
雨上がり空に浮かんだ虹を見て手を伸ばしてる不思議なあなた
母の手は病を治すパワー有り そっと触れれば心安まり
筆まめな君の手紙は丁寧な字と文面から人柄溢るる
ゆっくりとハンドクリーム擦り合わせ
香る手のひら ピンク色の春