・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
楽しさより淋しき記憶の多かりき少し拗ねてる卒業写真
春淡くいけない恋を辞して卒背中合わせのぬくもり寂し
卒業式に涙を流す同級生羨しくながめし淋しき若き日
限られた時間の中で人は皆卒業という節目をつくる
卒(お)える日はみな善人に見えて花 心の雫洗う歳月
色恋は卒業したわと言いながら 恋歌読めば胸のたかなり
想い出も あなたの顔も 閉じ込めて 仕舞ったままの 卒業アルバム
入場する卒業生の袴揺れる折目正しく前へ進みつつ
入社して 1年になる 新卒を 眺めていると 懐かしくなる
だるそうなあなたをひとり教室に呼ぶ卒業を人質にして
今まで…と言うから嫌でも理解する「母」から卒業させられたのね
卒倒し地面に倒れた人のような黒い庭木の影の差す家
通信制美大六年越し卒業する感無量感
春季訪れ 散ってゆく 梅の花 見頃の卒(お)わる時を迎へて
担任の涙が滲む様子見て 今日で卒業 思い込み上げ
後輩の 演奏聴きて 涙した 遠い思い出 卒業式
大人には 卒業式が ないからね 苦手な人と 距離置く日決め
かよ様共感致します。若い頃は、職場の人間関係に悩みました。苦手な人とは、距離を置いたらよいのですね。若い頃はよく衝突もしました。時にはぶつかることも必要かなとも思うのですけどね。翠玉
翠玉様 コメントありがとうございました。
卒業の別れを惜しむ帰り道 桜見上げてまた立ち 止まり
春風に卒塔婆カタカタ騒いでる喜んでるの怒っているの
ブラバンの後輩たちに見送られ半音外す卒業の歌
学友と恩師との別れを惜しみつつも羽撃(はばた)いていく卒業
旧友と気まずく別れた帰り道 坂から見える白い卒塔婆
卒業歌我の時代は「仰げば尊し」今はアーティストの歌も
正門に並んだ親族泣きやまぬ 父亡くした娘 卒業の日
どうしてもほんとのことが言えなくて言えないままで君から卒業
二丁目の八百屋のおばちゃん口癖は「笑顔はおまけ」来年卒寿
卒業の記念品まんじゅうが紅白からひよこに変身
クラスでは 浮いた存在だった吾(あ)も みんなと笑う 卒業写真
胸に花卒業式を終えた母子灯りのごとく母透きとほる
新卒の少女の声は自信満ち 「教師」の顔になりゆく弥生
喜びも 悲しみさえも ないままに 迎えた卒業 窓外は春
卒中し夢見心地の病室で語彙を分からず笑い下向き
君からの 卒業終えた 帰り道 風に濡れたい どしゃぶりの雨
卒アルの同窓生の写真見る同窓会に呼ばれぬ悲哀
思い出を心の箱に詰め込んで振り返りもせずあなたから卒業
新卒で 忙しき日々 目が回り 帰路の楽しみ 肉まんのため
楽しさより淋しき記憶の多かりき少し拗ねてる卒業写真
春淡くいけない恋を辞して卒背中合わせのぬくもり寂し
卒業式に涙を流す同級生羨しくながめし淋しき若き日
限られた時間の中で人は皆卒業という節目をつくる
卒(お)える日はみな善人に見えて花 心の雫洗う歳月
色恋は卒業したわと言いながら
恋歌読めば胸のたかなり
想い出も あなたの顔も 閉じ込めて 仕舞ったままの 卒業アルバム
入場する卒業生の袴揺れる折目正しく前へ進みつつ
入社して 1年になる 新卒を 眺めていると 懐かしくなる
だるそうなあなたをひとり教室に呼ぶ卒業を人質にして
今まで…と言うから嫌でも理解する「母」から卒業させられたのね
卒倒し地面に倒れた人のような黒い庭木の影の差す家
通信制美大六年越し卒業する感無量感
春季訪れ 散ってゆく 梅の花 見頃の卒(お)わる時を迎へて
担任の涙が滲む様子見て 今日で卒業 思い込み上げ
後輩の 演奏聴きて 涙した
遠い思い出 卒業式
大人には 卒業式が ないからね
苦手な人と 距離置く日決め
かよ様共感致します。若い頃は、職場の人間関係に悩みました。苦手な人とは、距離を置いたらよいのですね。若い頃はよく衝突もしました。時にはぶつかることも必要かなとも思うのですけどね。翠玉
翠玉様
コメントありがとうございました。
卒業の別れを惜しむ帰り道 桜見上げてまた立ち
止まり
春風に卒塔婆カタカタ騒いでる喜んでるの怒っているの
ブラバンの後輩たちに見送られ半音外す卒業の歌
学友と恩師との別れを惜しみつつも羽撃(はばた)いていく卒業
旧友と気まずく別れた帰り道 坂から見える白い卒塔婆
卒業歌我の時代は「仰げば尊し」今はアーティストの歌も
正門に並んだ親族泣きやまぬ
父亡くした娘 卒業の日
どうしてもほんとのことが言えなくて言えないままで君から卒業
二丁目の八百屋のおばちゃん口癖は「笑顔はおまけ」来年卒寿
卒業の記念品まんじゅうが紅白からひよこに変身
クラスでは 浮いた存在だった吾(あ)も みんなと笑う 卒業写真
胸に花卒業式を終えた母子灯りのごとく母透きとほる
新卒の少女の声は自信満ち
「教師」の顔になりゆく弥生
喜びも 悲しみさえも ないままに 迎えた卒業 窓外は春
卒中し夢見心地の病室で語彙を分からず笑い下向き
君からの 卒業終えた 帰り道 風に濡れたい どしゃぶりの雨
卒アルの同窓生の写真見る同窓会に呼ばれぬ悲哀
思い出を心の箱に詰め込んで振り返りもせずあなたから卒業
新卒で 忙しき日々 目が回り
帰路の楽しみ 肉まんのため