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春風に混じり吹き付く雨の粒さみしき我を情けなくする
人口減少ワースト2限界集落にも春は来る
華やかな日々は色褪せ青春の君の欠片は淡雪になり
春はいい握りしめてた感情を風が揺らしてほどき散るから
幾春も花も葉もない木蓮の枝につぼみがポツリポツリと
春分の夕日照らされ思い出すあの日もらった勇気と感謝
みんなまだ冬眠してるか凍死した ひとりぼっちの春のはじまり
春が来る君は望んでいなくても今はサイズの合わぬ制服
春分に 舞う雪冷たく 街を染め 出ばなをくじかれ 戸惑う桜
心地よいはずの季節の花びらはまだ遠く先開くのを待つ
日向より帰りし猫の背をさする我が手のひらにも春のぬくもり
春色のキスをせがまれ恋遊戯影をひとつにおぼろ月夜
春泥に恋の惨めさどっぷりと叩きこんでは懺悔のなみだ
雪解け水枯れた植木から雫落ち その下には緑の芽吹き
川沿いを 走っていると 目に入る 早咲き桜 春を感じる
風吹かせ花を咲かせるこの春が別れを運び少しさみしい
美辞麗句並べる人のお話を鼻毛抜きつつ聞く春の午後
あといくつ春に逢えると独り言 祖母の白髪にふりかかる花
春がすぎ夏が来たとき思い出したくなる日々をわたしは生きたい
ベランダで髪の毛乱し飛びそうな洗ったセーター固定する春
工場の生産物は搬出し空の倉庫に春の日が満つ
春を待つ桜のつぼみとそよ風とふくらむ夢とつないだ手と手
夜はいまだに冷え込んで 温めたミルクで ひと息つく春分
ツバメの巣見上げて通るこの道を今年の春も見上げて通る
制服を私服に変えてパンプスとストッキングで背伸びした春
振り返る少年の顔にニキビ有り「おはよう」 と春はこれから
ふと思う あれはコブシか モクレンか 横断歩道 シグナルは春
冬の如寒き 春の夜 見上げればもう オリオンは 西の空へと
半額のいちご求めてジャムにする 春を煮詰めて恵みいただき
長かりし 冬が終わりて 春が来る 気持ちもほどけ 心も花咲く
春動き背中押してる縁感じ心に触れる 手で宇を掴む
迫りくる春の息吹を受け止めて三十一文字(みそひともじ)に思いを載せる
うららかな春の陽射しを浴びすぎて日向(ひなた)の猫はスライムになる
草原の一面に咲く仏の座 赤紫の春の絨毯(じゅうたん)
父と二人いつも散歩の桜道 これが最後の春と知らずに
せせらぎの雪解の水の冷たさを春の陽射しの欠片抱きしめ
木瓜の朱に雪柳の白ミモザの黄花のパレット春は駆け足
春風に乗る 桜の香 露天風呂 春分の日の 桜色の湯
通りゃんせ春の日差しがささやいた気がして歩く桜と風と
春カエル足出て外の世界見る時の流れで池また帰る
枯れ草の丘を彩る春の色 うめももさくら咲けよ散らせよ
会う度に 春が来るねと キラキラと 輝く目をし 待ち侘びる母
春麗ら上着着ないで外に出る心浮かれて足軽やかに
春風に混じり吹き付く雨の粒さみしき我を情けなくする
人口減少ワースト2限界集落にも春は来る
華やかな日々は色褪せ青春の君の欠片は淡雪になり
春はいい握りしめてた感情を風が揺らしてほどき散るから
幾春も花も葉もない木蓮の枝につぼみがポツリポツリと
春分の夕日照らされ思い出すあの日もらった勇気と感謝
みんなまだ冬眠してるか凍死した ひとりぼっちの春のはじまり
春が来る君は望んでいなくても今はサイズの合わぬ制服
春分に 舞う雪冷たく 街を染め 出ばなをくじかれ 戸惑う桜
心地よいはずの季節の花びらはまだ遠く先開くのを待つ
日向より帰りし猫の背をさする我が手のひらにも春のぬくもり
春色のキスをせがまれ恋遊戯影をひとつにおぼろ月夜
春泥に恋の惨めさどっぷりと叩きこんでは懺悔のなみだ
雪解け水枯れた植木から雫落ち
その下には緑の芽吹き
川沿いを 走っていると 目に入る 早咲き桜 春を感じる
風吹かせ花を咲かせるこの春が別れを運び少しさみしい
美辞麗句並べる人のお話を鼻毛抜きつつ聞く春の午後
あといくつ春に逢えると独り言 祖母の白髪にふりかかる花
春がすぎ夏が来たとき思い出したくなる日々をわたしは生きたい
ベランダで髪の毛乱し飛びそうな洗ったセーター固定する春
工場の生産物は搬出し空の倉庫に春の日が満つ
春を待つ桜のつぼみとそよ風とふくらむ夢とつないだ手と手
夜はいまだに冷え込んで 温めたミルクで ひと息つく春分
ツバメの巣見上げて通るこの道を今年の春も見上げて通る
制服を私服に変えてパンプスとストッキングで背伸びした春
振り返る少年の顔にニキビ有り「おはよう」
と春はこれから
ふと思う あれはコブシか モクレンか
横断歩道 シグナルは春
冬の如寒き 春の夜 見上げればもう オリオンは 西の空へと
半額のいちご求めてジャムにする 春を煮詰めて恵みいただき
長かりし 冬が終わりて 春が来る
気持ちもほどけ 心も花咲く
春動き背中押してる縁感じ心に触れる
手で宇を掴む
迫りくる春の息吹を受け止めて三十一文字(みそひともじ)に思いを載せる
うららかな春の陽射しを浴びすぎて日向(ひなた)の猫はスライムになる
草原の一面に咲く仏の座 赤紫の春の絨毯(じゅうたん)
父と二人いつも散歩の桜道
これが最後の春と知らずに
せせらぎの雪解の水の冷たさを春の陽射しの欠片抱きしめ
木瓜の朱に雪柳の白ミモザの黄花のパレット春は駆け足
春風に乗る 桜の香 露天風呂 春分の日の 桜色の湯
通りゃんせ春の日差しがささやいた気がして歩く桜と風と
春カエル足出て外の世界見る時の流れで池また帰る
枯れ草の丘を彩る春の色
うめももさくら咲けよ散らせよ
会う度に 春が来るねと キラキラと
輝く目をし 待ち侘びる母
春麗ら上着着ないで外に出る心浮かれて足軽やかに