・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
仲介に入ったつもりが言い過ぎと指摘され はて我は悪者
指ぬきをわざと薬指にはめてあの頃私家庭科の妻
指先でそっと触れたら壊れそう、そんなあなたの脆(もろ)さも好きよ
冷え切った指先に触れる鍵尻尾触れる喉下滲む体温
迷っても失うものは何もないと指伸ばし運命線を開く
指先でなぞるガラスの雨粒は記憶の底の光のかけら
ゆび絡めいけない恋の逃避行罪を咎めて春雷響く
新年度 新入社員 入社した 希望を胸に 目標目指す
胸張れるような私になりますと指切りできず今日も我が身ぞ
マニキュアが似合う指ではないけれど爪を伸ばして努力してみた
指先にせんべい嗅ぎ分け犬の鼻匂い嗅ぐたび微かに触れて
気がつけば会社帰りもやっている横断歩道指差し呼称
ハイヒール指の痛みを我慢して小躍りしてた若かりし頃
指先でそっと触って花びらにまだ散るなよと声をかけたり
葉桜を見上げる君は眩しげに 繋ぐ指先少し冷たく
花びらにそっと触れれば指先もピンクに染まる朧月夜は
本物より価値があるのは思い出の 駄菓子屋にあった おもちゃの指輪
ルビーの指輪流行った頃ルビーの誕生石の友もういない
頬染めて指絡ませた約束は時が連れ去り空に消え去り
母の指まるで魔法の指のよう楽しいあやとり懐かしき日々
思い出す 行方知れずの叔父のこと 曲がった小指はあなたと同じ
親指のつけ根が痛むまだ親にスマホ代さえ払わせている
別れの日あの子の吹いた指笛が今も聞こえるふるさとの丘
くるくると 指先見つめ 杭の上 とまったまんま 翔ばない蜻蛉(とんぼ)
未来ある 若手社員の 成長を 願いて指導 大きく羽ばたけ
父の記憶想いだすのは細く長い女性のような手の5本指
指切りをしたのは遥か遠い夏元気でいますかまた逢いたいな
庭の花眺めて暮らす今なれば指折りかぞへ 待つ旅懐かし
あの頃の写真の二人指さして「若いね」なんて少し寂しい
誓い合う二人の指環 左手の薬指の 幸せの証
ギターなど弾けるような指じゃないけど心で語る君への愛を
後ろ指さされないように生きるがため人はSNSに救い求める
父さんの節くれだった太い指そっと触ってお別れをする
指先の固くて読めぬ繊細な点字試すも我には無理だ
指先で背中に書かれた「すき」の文字 気づかぬフリで「何?」と振り向く
今朝早く 私に触れた指先は ポロンとギター つま弾いている
あやとりを教える祖母の しなやかな指使い 脳裏に浮かぶ春
後ろ指さされることはするなよと 父の言葉と鳴く遠雷と
ふるさとの友の名前を指で書く東京行きの「のぞみ」の窓に
指先で送る「元気?」のスタンプは返信なくて既読だけつく
始業前のひとりぼっちの理科室で人体模型に指を重ねる
細い道友の指さすその先に海のかけらがチラチラ輝く
深爪の親指をまた切って切って深深爪(ふかふかづめ)でかくす有明
懐かしき子供の頃に指先にとんがりコーンを被せて遊び
空見上げ 指さす先の 飛行機を ずっと見送る 夢追いながら
母の指 地図をなぞって 旅をする 父との記憶 思い出たどり
孫を見て みかんに指を つっこんで 遊ぶ姿が 我が子と重なり
誕生日 ケーキの前で 孫の指 握って2本 立てて祝って
仲介に入ったつもりが言い過ぎと指摘され
はて我は悪者
指ぬきをわざと薬指にはめてあの頃私家庭科の妻
指先でそっと触れたら壊れそう、そんなあなたの脆(もろ)さも好きよ
冷え切った指先に触れる鍵尻尾触れる喉下滲む体温
迷っても失うものは何もないと指伸ばし運命線を開く
指先でなぞるガラスの雨粒は記憶の底の光のかけら
ゆび絡めいけない恋の逃避行罪を咎めて春雷響く
新年度 新入社員 入社した 希望を胸に 目標目指す
胸張れるような私になりますと指切りできず今日も我が身ぞ
マニキュアが似合う指ではないけれど爪を伸ばして努力してみた
指先にせんべい嗅ぎ分け犬の鼻匂い嗅ぐたび微かに触れて
気がつけば会社帰りもやっている横断歩道指差し呼称
ハイヒール指の痛みを我慢して小躍りしてた若かりし頃
指先でそっと触って花びらにまだ散るなよと声をかけたり
葉桜を見上げる君は眩しげに
繋ぐ指先少し冷たく
花びらにそっと触れれば指先もピンクに染まる朧月夜は
本物より価値があるのは思い出の
駄菓子屋にあった おもちゃの指輪
ルビーの指輪流行った頃ルビーの誕生石の友もういない
頬染めて指絡ませた約束は時が連れ去り空に消え去り
母の指まるで魔法の指のよう楽しいあやとり懐かしき日々
思い出す 行方知れずの叔父のこと 曲がった小指はあなたと同じ
親指のつけ根が痛むまだ親にスマホ代さえ払わせている
別れの日あの子の吹いた指笛が今も聞こえるふるさとの丘
くるくると 指先見つめ 杭の上 とまったまんま 翔ばない蜻蛉(とんぼ)
未来ある 若手社員の 成長を
願いて指導 大きく羽ばたけ
父の記憶想いだすのは細く長い女性のような手の5本指
指切りをしたのは遥か遠い夏元気でいますかまた逢いたいな
庭の花眺めて暮らす今なれば指折りかぞへ
待つ旅懐かし
あの頃の写真の二人指さして「若いね」なんて少し寂しい
誓い合う二人の指環 左手の薬指の 幸せの証
ギターなど弾けるような指じゃないけど心で語る君への愛を
後ろ指さされないように生きるがため人はSNSに救い求める
父さんの節くれだった太い指そっと触ってお別れをする
指先の固くて読めぬ繊細な点字試すも我には無理だ
指先で背中に書かれた「すき」の文字 気づかぬフリで「何?」と振り向く
今朝早く 私に触れた指先は ポロンとギター
つま弾いている
あやとりを教える祖母の しなやかな指使い 脳裏に浮かぶ春
後ろ指さされることはするなよと 父の言葉と鳴く遠雷と
ふるさとの友の名前を指で書く東京行きの「のぞみ」の窓に
指先で送る「元気?」のスタンプは返信なくて既読だけつく
始業前のひとりぼっちの理科室で人体模型に指を重ねる
細い道友の指さすその先に海のかけらがチラチラ輝く
深爪の親指をまた切って切って深深爪(ふかふかづめ)でかくす有明
懐かしき子供の頃に指先にとんがりコーンを被せて遊び
空見上げ 指さす先の 飛行機を
ずっと見送る 夢追いながら
母の指 地図をなぞって 旅をする
父との記憶 思い出たどり
孫を見て みかんに指を つっこんで
遊ぶ姿が 我が子と重なり
誕生日 ケーキの前で 孫の指 握って2本
立てて祝って