・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
どぶ川に浮んだ泡が消えるように都会で描いた夢も消えたり
泡を吹く蟹をいじめて子供らが喚声上げる暗き岩陰
洗濯機の泡に昨日は溶け出してわたしを白くなめらかにする
炭酸の泡はじけ散る水平線 コップに満ちる夏のひかりと
石鹼の泡で消せたらいいのにな悲しいことや切ないことを
今日生きる喜び軽く喉潤す発泡酒飲みたし
夢うつつ 人の暮らしは泡のよう 愛しき日々もプツンと消えて
バスの揺れ まどろみて見ゆ 泡沫(うたかた)の夢 想い人 ひとときの幸
ゆく川の流れは絶えず僕たちの一生もまた泡のごとくに
幸せに生きられたのかもう訊けぬ泡沫の時仏前に問う
真夜中に水槽の泡見つめれば南の島へタイムトラベル
慣れぬ手の 姉に洗ってもらう髪 目に染みる泡 昔日の夏
洗剤と 柔軟剤を 逆に入れ 泡々仕上がり 思わず苦笑
果てしなくサイダーの泡はじけるをジッと見ていた幼き我は
シャンプーを変えて泡切れ悪くなり仕方ないさと今を噛み締め
石鹸の泡と消えゆく憂鬱を洗い流して新しき朝
シャンプーの泡でアトムや鬼になる時間を代々引き継いでおり
炭酸を飲めて大人になったと孫 弾ける泡のソーダ見せに来る
あっけなく弾け終わった夏の夢レモンソーダの泡さながらに
手に泡を 乗せ遊ぶ孫 いつまでも キレイキレイと 服を濡らして
深海に 湧き出る泡は 自我の歌 まだ見ぬ空を 目指して昇る
皿洗い父が洗って吾が濯ぐ洗剤の泡微かに香る
スクロール 現在、過去の 泡を食い きみや遠きと 泡沫の恋
肩痛め腕が上がらぬ母のためシャンプー泡立て髪洗いおり
メレンゲを無心になって泡だてる胸の想いをかき消すように
猛暑日のビアガーデンで旧友と髭に泡つけ笑い合う夜
子どもらが飛ばしたシャボン玉のごと消えゆくぼくの泡沫の恋
どぶ川に浮んだ泡が消えるように都会で描いた夢も消えたり
泡を吹く蟹をいじめて子供らが喚声上げる暗き岩陰
洗濯機の泡に昨日は溶け出してわたしを白くなめらかにする
炭酸の泡はじけ散る水平線
コップに満ちる夏のひかりと
石鹼の泡で消せたらいいのにな悲しいことや切ないことを
今日生きる喜び軽く喉潤す発泡酒飲みたし
夢うつつ 人の暮らしは泡のよう
愛しき日々もプツンと消えて
バスの揺れ まどろみて見ゆ 泡沫(うたかた)の夢
想い人 ひとときの幸
ゆく川の流れは絶えず僕たちの一生もまた泡のごとくに
幸せに生きられたのかもう訊けぬ泡沫の時仏前に問う
真夜中に水槽の泡見つめれば南の島へタイムトラベル
慣れぬ手の 姉に洗ってもらう髪 目に染みる泡 昔日の夏
洗剤と 柔軟剤を 逆に入れ
泡々仕上がり 思わず苦笑
果てしなくサイダーの泡はじけるをジッと見ていた幼き我は
シャンプーを変えて泡切れ悪くなり仕方ないさと今を噛み締め
石鹸の泡と消えゆく憂鬱を洗い流して新しき朝
シャンプーの泡でアトムや鬼になる時間を代々引き継いでおり
炭酸を飲めて大人になったと孫
弾ける泡のソーダ見せに来る
あっけなく弾け終わった夏の夢レモンソーダの泡さながらに
手に泡を 乗せ遊ぶ孫 いつまでも
キレイキレイと 服を濡らして
深海に 湧き出る泡は 自我の歌 まだ見ぬ空を 目指して昇る
皿洗い父が洗って吾が濯ぐ洗剤の泡微かに香る
スクロール 現在、過去の 泡を食い
きみや遠きと 泡沫の恋
肩痛め腕が上がらぬ母のためシャンプー泡立て髪洗いおり
メレンゲを無心になって泡だてる胸の想いをかき消すように
猛暑日のビアガーデンで旧友と髭に泡つけ笑い合う夜
子どもらが飛ばしたシャボン玉のごと消えゆくぼくの泡沫の恋