・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
絶対に裏返さない押入れにあった見覚えがない写真は
暑中見舞い送りし友からの返事に繋がりを知るなり
返せない恩を数々抱えてはそんなものさと今日も嘯く
ひさかたにキャッチボールの人となり 互いに想い 返し返され
似顔絵を裏返してサイン触れれば夏のあの日に引き戻されて
自らが善かれ悪しかれ成したこと返報される知らないうちに
返答を聞くことはない本当は気持ちを伝えたいだけだから
返してくれ君のところに行っている渋沢栄一明日の朝まで
どうして明日の朝かわからないけど渋沢栄一さん、帰って来て〜
あの夏が返してくれた陽炎は儚く消えた初めての恋
笑うきみ 握られた手に 言葉でず 返せばきみは 何をいいけむ
終電を 逃し行き着く 河川敷 返す返す 漣に月
手紙書き 消しては書いて 夜を返し あなたとわたし 文字で息する
ラブレター書いたことない僕だけどLINEの返事を待つ胸の内
返すのがいやで借金致しません そして一生(ひとよ)を借家に住まう
お金の貸し借りは厭なくせに、住む処は借りている。そのへんを面白がって貰えれば嬉しいです。
返してはまた別の本貸してもらう 会える口実つなげていたくて
あぁ切ないですね。
ですね、恋愛でも友達でも…
既読付く 君の返事を 待つあいだ 胸高鳴りて 西日差すソファ
裏返すときにつぶれてダリよりもシュールな黄身があなたの皿へ
〈返さなくていいよ〉が〈持っててほしい〉というきずなになってゆく私小説
その昔 浮名流した君の訃報 今ごろ天女と… 涙で返信
既読なしストーカーとは違うって 言い訳しつつ確かめる返信
平凡で変わらぬ日々を繰り返しかけがえのない小さき幸せ
出したけど暑中見舞いの返信の届かぬ友が気になっている
友達に貸したCD返してと言えずにいつしか疎遠になりし
台風去り蒸し返したる熱風に 憤りつつ氷水飲む
宣告を受けたと告げる友の目に返せる言葉なくうろたえる
繰り返す波のざわめき聞こえそう耳に巻き貝そっと当てれば
返信はモバイルデータの海泳ぎきみのスマホに今たどり着く
返り見る写真の中の君の目に今も語らぬ言葉宿りぬ
繰り返し 手で水面を たたく孫 水しぶき飛び 涼しさを呼ぶ
スマホよりたまには手紙もいいかもと返信いらずで近況知らす
絶対に裏返さない押入れにあった見覚えがない写真は
暑中見舞い送りし友からの返事に繋がりを知るなり
返せない恩を数々抱えてはそんなものさと今日も嘯く
ひさかたにキャッチボールの人となり
互いに想い 返し返され
似顔絵を裏返してサイン触れれば夏のあの日に引き戻されて
自らが善かれ悪しかれ成したこと返報される知らないうちに
返答を聞くことはない本当は気持ちを伝えたいだけだから
返してくれ君のところに行っている渋沢栄一明日の朝まで
どうして明日の朝かわからないけど渋沢栄一さん、帰って来て〜
あの夏が返してくれた陽炎は儚く消えた初めての恋
笑うきみ 握られた手に 言葉でず
返せばきみは 何をいいけむ
終電を
逃し行き着く
河川敷
返す返す
漣に月
手紙書き 消しては書いて 夜を返し
あなたとわたし 文字で息する
ラブレター書いたことない僕だけどLINEの返事を待つ胸の内
返すのがいやで借金致しません そして一生(ひとよ)を借家に住まう
お金の貸し借りは厭なくせに、住む処は借りている。そのへんを面白がって貰えれば嬉しいです。
返してはまた別の本貸してもらう
会える口実つなげていたくて
あぁ切ないですね。
ですね、恋愛でも友達でも…
既読付く 君の返事を 待つあいだ
胸高鳴りて 西日差すソファ
裏返すときにつぶれてダリよりもシュールな黄身があなたの皿へ
〈返さなくていいよ〉が〈持っててほしい〉というきずなになってゆく私小説
その昔 浮名流した君の訃報
今ごろ天女と… 涙で返信
既読なしストーカーとは違うって
言い訳しつつ確かめる返信
平凡で変わらぬ日々を繰り返しかけがえのない小さき幸せ
出したけど暑中見舞いの返信の届かぬ友が気になっている
友達に貸したCD返してと言えずにいつしか疎遠になりし
台風去り蒸し返したる熱風に
憤りつつ氷水飲む
宣告を受けたと告げる友の目に返せる言葉なくうろたえる
繰り返す波のざわめき聞こえそう耳に巻き貝そっと当てれば
返信はモバイルデータの海泳ぎきみのスマホに今たどり着く
返り見る写真の中の君の目に今も語らぬ言葉宿りぬ
繰り返し 手で水面を たたく孫
水しぶき飛び 涼しさを呼ぶ
スマホよりたまには手紙もいいかもと返信いらずで近況知らす