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秋風に気づかないのかお隣の犬がほえてる夏とおなじに
鰯雲ちぎれて消ゆる夕暮れに故郷の母の顔を思へり
ほくほくと程よくできた栗おこわ 線香揺れて仏様も嬉し
一面のキバナコスモス風に揺れ水色帽子園児等の列
容赦なく来るよね秋ってまるであの熱い思いを打ち消すように
分校の校庭走る人を見る恋の視線と秋の麗と
実る穂に足跡つけて走りゆく色なき風は髪も揺らして
さて9月、時限爆弾炸裂す 街に飛び散るカボチャとコウモリ
各駅の車内で読みし文庫本ロバート・B・パーカー「初秋」
公園のコスモスをめで梨を買い茸のピザで「秋味」を飲む
いつの間に朝夕の風冷たくて置き去りにされたサンダルの足
夫逝きて怒涛の手続き終えしのち高い青空秋の深まり
風の音 はじめて秋が身に沁みる 君去りし部屋 しんと淋しく
秋色の 仕事帰りに 空の陽を 漕ぐ自転車で 追いかけている
北国の秋の風来いこちらまで祈る気持ちで庭に水まく
スーパーのフロア一面広がった焼きイモの匂い秋の誘惑
早々と染井吉野の葉は落ちて紅くもならず冬の姿に
秋風に気づかないのかお隣の犬がほえてる夏とおなじに
鰯雲ちぎれて消ゆる夕暮れに故郷の母の顔を思へり
ほくほくと程よくできた栗おこわ
線香揺れて仏様も嬉し
一面のキバナコスモス風に揺れ水色帽子園児等の列
容赦なく来るよね秋ってまるであの熱い思いを打ち消すように
分校の校庭走る人を見る恋の視線と秋の麗と
実る穂に足跡つけて走りゆく色なき風は髪も揺らして
さて9月、時限爆弾炸裂す
街に飛び散るカボチャとコウモリ
各駅の車内で読みし文庫本ロバート・B・パーカー「初秋」
公園のコスモスをめで梨を買い茸のピザで「秋味」を飲む
いつの間に朝夕の風冷たくて置き去りにされたサンダルの足
夫逝きて怒涛の手続き終えしのち高い青空秋の深まり
風の音 はじめて秋が身に沁みる
君去りし部屋 しんと淋しく
秋色の 仕事帰りに 空の陽を
漕ぐ自転車で 追いかけている
北国の秋の風来いこちらまで祈る気持ちで庭に水まく
スーパーのフロア一面広がった焼きイモの匂い秋の誘惑
早々と染井吉野の葉は落ちて紅くもならず冬の姿に