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天高く眩しい空に実る稲 食のいいなり俺肥ゆる秋
夏が終わり 秋になっても 冬になっても 僕は君と一緒にいられるのかな
ここ数年 夏の次は 冬の気分 見ることできるか? 秋の夕暮れ
夜雨かな 涼を感ずる 白露の 空高くして 馬肥ゆる秋
実るほど頭を垂れる稲穂かな いつも聞いてた親父の教え
竜胆の君を夢見し恋日記 花の栞のセピアの過日
草紅葉見つけて楽し散歩道 老いに嬉しい時季の抱擁
柔らかい音する落ち葉に包(くる)まって癒す夢見る 傷を撫でつつ
年毎に 違う秋見せ桜の木 嵐に負けず 無事紅葉を
秋彼岸 おふくろの味 思い出す 甘納豆入り 赤飯のこと
気がつけば鈴虫がなき秋感ず追憶にふけ切なく思う
夏が僕を壊して秋が僕を無視して通り過ぎて行くのです
つむじ風枯葉舞い上げからからと乾いた音を残し消えゆく
秋なのに真夏日がある藤原定家であれば如何に詠むらん
すずむしか まつむしか と問い 耳澄ます 我が子とともに 秋の夕暮れ
朝方のタオルケットから伸びる足冷えて目が覚め掛け布団を干す
遅すぎる秋だとしても変はりゆくことの苦手な肌がいとしい
街中の本屋の絵本コーナーは秋色じゃなくハロウィンの色で
夕餉(ゆうげ)頃 家路につけば 焼き魚匂い漂う 秋雨は止み
図書館の窓を開ければ秋風がページをめくる「春と修羅」集
湯上がりの半袖がまだ心地よい 夜長の温風(ぬるかぜ) 歌うコオロギ
最近じゃチャンスの神様ほどにしか感じられない駆け足の秋
稲の香に 包まれながら 夕日射す 無事の収穫 秋は満ちゆく
黄昏れに 色なき風の 爽やかさ 秋の草の香 匂いたつなり
窓の外 鳴く秋風よ あの人の 靴音だけは 教えておくれ
いつまでもおなじ場所には居られない秋の気配のするひとだった
五時告ぐる曲と共に去る少女たち 庭の萩の花寂しげに揺れる
秋風に気づかないのかお隣の犬がほえてる夏とおなじに
おもしろい!!
鰯雲ちぎれて消ゆる夕暮れに故郷の母の顔を思へり
ほくほくと程よくできた栗おこわ 線香揺れて仏様も嬉し
一面のキバナコスモス風に揺れ水色帽子園児等の列
容赦なく来るよね秋ってまるであの熱い思いを打ち消すように
分校の校庭走る人を見る恋の視線と秋の麗と
実る穂に足跡つけて走りゆく色なき風は髪も揺らして
さて9月、時限爆弾炸裂す 街に飛び散るカボチャとコウモリ
各駅の車内で読みし文庫本ロバート・B・パーカー「初秋」
公園のコスモスをめで梨を買い茸のピザで「秋味」を飲む
いつの間に朝夕の風冷たくて置き去りにされたサンダルの足
夫逝きて怒涛の手続き終えしのち高い青空秋の深まり
風の音 はじめて秋が身に沁みる 君去りし部屋 しんと淋しく
秋色の 仕事帰りに 空の陽を 漕ぐ自転車で 追いかけている
北国の秋の風来いこちらまで祈る気持ちで庭に水まく
スーパーのフロア一面広がった焼きイモの匂い秋の誘惑
早々と染井吉野の葉は落ちて紅くもならず冬の姿に
天高く眩しい空に実る稲
食のいいなり俺肥ゆる秋
夏が終わり 秋になっても 冬になっても 僕は君と一緒にいられるのかな
ここ数年 夏の次は 冬の気分 見ることできるか? 秋の夕暮れ
夜雨かな 涼を感ずる 白露の
空高くして 馬肥ゆる秋
実るほど頭を垂れる稲穂かな
いつも聞いてた親父の教え
竜胆の君を夢見し恋日記
花の栞のセピアの過日
草紅葉見つけて楽し散歩道
老いに嬉しい時季の抱擁
柔らかい音する落ち葉に包(くる)まって癒す夢見る 傷を撫でつつ
年毎に 違う秋見せ桜の木
嵐に負けず 無事紅葉を
秋彼岸 おふくろの味 思い出す
甘納豆入り 赤飯のこと
気がつけば鈴虫がなき秋感ず追憶にふけ切なく思う
夏が僕を壊して秋が僕を無視して通り過ぎて行くのです
つむじ風枯葉舞い上げからからと乾いた音を残し消えゆく
秋なのに真夏日がある藤原定家であれば如何に詠むらん
すずむしか まつむしか と問い 耳澄ます 我が子とともに 秋の夕暮れ
朝方のタオルケットから伸びる足冷えて目が覚め掛け布団を干す
遅すぎる秋だとしても変はりゆくことの苦手な肌がいとしい
街中の本屋の絵本コーナーは秋色じゃなくハロウィンの色で
夕餉(ゆうげ)頃 家路につけば
焼き魚匂い漂う 秋雨は止み
図書館の窓を開ければ秋風がページをめくる「春と修羅」集
湯上がりの半袖がまだ心地よい 夜長の温風(ぬるかぜ) 歌うコオロギ
最近じゃチャンスの神様ほどにしか感じられない駆け足の秋
稲の香に 包まれながら 夕日射す
無事の収穫 秋は満ちゆく
黄昏れに 色なき風の 爽やかさ
秋の草の香 匂いたつなり
窓の外 鳴く秋風よ あの人の 靴音だけは 教えておくれ
いつまでもおなじ場所には居られない秋の気配のするひとだった
五時告ぐる曲と共に去る少女たち
庭の萩の花寂しげに揺れる
秋風に気づかないのかお隣の犬がほえてる夏とおなじに
おもしろい!!
鰯雲ちぎれて消ゆる夕暮れに故郷の母の顔を思へり
ほくほくと程よくできた栗おこわ
線香揺れて仏様も嬉し
一面のキバナコスモス風に揺れ水色帽子園児等の列
容赦なく来るよね秋ってまるであの熱い思いを打ち消すように
分校の校庭走る人を見る恋の視線と秋の麗と
実る穂に足跡つけて走りゆく色なき風は髪も揺らして
さて9月、時限爆弾炸裂す
街に飛び散るカボチャとコウモリ
各駅の車内で読みし文庫本ロバート・B・パーカー「初秋」
公園のコスモスをめで梨を買い茸のピザで「秋味」を飲む
いつの間に朝夕の風冷たくて置き去りにされたサンダルの足
夫逝きて怒涛の手続き終えしのち高い青空秋の深まり
風の音 はじめて秋が身に沁みる
君去りし部屋 しんと淋しく
秋色の 仕事帰りに 空の陽を
漕ぐ自転車で 追いかけている
北国の秋の風来いこちらまで祈る気持ちで庭に水まく
スーパーのフロア一面広がった焼きイモの匂い秋の誘惑
早々と染井吉野の葉は落ちて紅くもならず冬の姿に