・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
「悪くない」 そう言う君も また、吐く 僕らはまだ 灯らないままで
恋ひとつ心の闇に吸い込まれ つかめぬ夢にのたうち回る
秋の夜は恋の欠片を吸い尽くし 夏の火傷の懺悔を迫る
吸い込んだはずの空気が入らないくらいに胸に異物が詰まる
お元気ですか虫哭く声のわびしくて 膝抱く孤夜の君が夢吸う
夜明け前 外の空気を 吸い込めば いつも通りの 今日が始まる
君の呼吸まぢかに感じ速くなる吾の動悸は部屋に響けり
排気ガス吸い込みながら生きている日あたり悪いアパートの部屋
うちあわせ てがこわばるほど 緊張する 息を吸って吸って吸って いざ
ひらがなに緊張感が表れていますね! 息を吸って×3も面白いです
雛鳥が 光と風を 吸い込んで 親鳥を呼ぶ 始まりの朝
間違えて酒をたらふく吸い込んだスポンジみたいにシンクで寝る
すみずみにひかりを受けて指吸ひをやめたわが子のおほきな一歩
お吸物にただようお麩のやわらかさ優しく生きていけたらいいな
莨(たばこ)吸う貴方の口に色が見え 目で追うようになってしまった
血を吸う蚊いとにくしされど生きる術なりこれも生物の摂理
雨後の風 マスクを取りて 吸い込めば お日様の香と 濡れた土の香
力強く乳吸う吾子を見て納得 乳房はこのため付いていたのね
ダイソンで吸っても漏れてきた霊を雲散霧消さすファブリーズ
秋の空いろんな思いが吸い込まれ、ほら見上げてるお前のもだよ
アスファルト 熱を吸い継ぎ 四時の街 影だけ長く 秋はまだ来ず
引っ越しの朝にルンバが吸いこんだあなたの部屋の誰かのピアス
鈍感でその場の空気何でもかんでも吸い込まぬ人になりたし
発光すコンビニに吸い寄せられる夜 街灯に向かう小虫の如く
散水はあっという間に吸い込まれ小さな虹を描く校庭
この先は 良くも悪くも ゆっくりと 呼吸合わせて 夫婦二人で
珈琲の香り深く吸うあかつきは たったひとりの真っ白な時間
血を吸うは 産卵のため 知った日から 血を吸う雌蚊(めすか) 払うを止めし
夜ひとり タバコを吸えば 目に沁みて 君の面影 浮かんで消えて
高原の清し空気を吸い込みて吐くはよき歌秋愛し歌
立ち際に急いで吸えばズズズズとストローの先顔赤くなる
マスク越し吸う息重く改札を抜ければ都会のざわめきの中
トンボ飛びススキの穂出た畦道で息吸い込めばふと秋の香(か)が
タピオカを吸い込む為に作られた太いストロー蓋に突き刺す
子に乳房吸われる痛みも甘やかで母になれたと胸があたたか
吸い飲みを母の口元へ運ぶけど力なく首を振られておりぬ
朝起きてベランダに出て深呼吸まだ涼しげな空気摂り込む
女房が吸うな飲むなと言うもんで甘党になり健康悪化
掃除機がゴミを詰まらせうなってるうまく吸えないお前が悪い
「悪くない」 そう言う君も
また、吐く
僕らはまだ 灯らないままで
恋ひとつ心の闇に吸い込まれ
つかめぬ夢にのたうち回る
秋の夜は恋の欠片を吸い尽くし
夏の火傷の懺悔を迫る
吸い込んだはずの空気が入らないくらいに胸に異物が詰まる
お元気ですか虫哭く声のわびしくて
膝抱く孤夜の君が夢吸う
夜明け前 外の空気を 吸い込めば いつも通りの 今日が始まる
君の呼吸まぢかに感じ速くなる吾の動悸は部屋に響けり
排気ガス吸い込みながら生きている日あたり悪いアパートの部屋
うちあわせ てがこわばるほど 緊張する 息を吸って吸って吸って いざ
ひらがなに緊張感が表れていますね!
息を吸って×3も面白いです
雛鳥が 光と風を 吸い込んで 親鳥を呼ぶ 始まりの朝
間違えて酒をたらふく吸い込んだスポンジみたいにシンクで寝る
すみずみにひかりを受けて指吸ひをやめたわが子のおほきな一歩
お吸物にただようお麩のやわらかさ優しく生きていけたらいいな
莨(たばこ)吸う貴方の口に色が見え
目で追うようになってしまった
血を吸う蚊いとにくしされど生きる術なりこれも生物の摂理
雨後の風 マスクを取りて 吸い込めば
お日様の香と 濡れた土の香
力強く乳吸う吾子を見て納得
乳房はこのため付いていたのね
ダイソンで吸っても漏れてきた霊を雲散霧消さすファブリーズ
秋の空いろんな思いが吸い込まれ、ほら見上げてるお前のもだよ
アスファルト 熱を吸い継ぎ 四時の街 影だけ長く 秋はまだ来ず
引っ越しの朝にルンバが吸いこんだあなたの部屋の誰かのピアス
鈍感でその場の空気何でもかんでも吸い込まぬ人になりたし
発光すコンビニに吸い寄せられる夜 街灯に向かう小虫の如く
散水はあっという間に吸い込まれ小さな虹を描く校庭
この先は 良くも悪くも ゆっくりと
呼吸合わせて 夫婦二人で
珈琲の香り深く吸うあかつきは
たったひとりの真っ白な時間
血を吸うは 産卵のため 知った日から
血を吸う雌蚊(めすか) 払うを止めし
夜ひとり タバコを吸えば 目に沁みて 君の面影 浮かんで消えて
高原の清し空気を吸い込みて吐くはよき歌秋愛し歌
立ち際に急いで吸えばズズズズとストローの先顔赤くなる
マスク越し吸う息重く改札を抜ければ都会のざわめきの中
トンボ飛びススキの穂出た畦道で息吸い込めばふと秋の香(か)が
タピオカを吸い込む為に作られた太いストロー蓋に突き刺す
子に乳房吸われる痛みも甘やかで母になれたと胸があたたか
吸い飲みを母の口元へ運ぶけど力なく首を振られておりぬ
朝起きてベランダに出て深呼吸まだ涼しげな空気摂り込む
女房が吸うな飲むなと言うもんで甘党になり健康悪化
掃除機がゴミを詰まらせうなってるうまく吸えないお前が悪い