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白昼の 風吹く空に 雲にじみ 行き先見るや 遠く遠くへ
雲を見る雨が降るという天気予報上下左右に風がせわしく
秋空に写しておかし龍安寺 嵯峨野歩けば雲の悪戯
ひとしきり 連ねた言葉は宙を舞い 無邪気な声で あの雲見てよ
晴れわたる空はかなしい、病室で雲の行く方をたどれないから
太陽の正しさ隠す薄雲の優しさに身を委ねてしまう
古里を持たない我は浮浪雲 いつもあなたの空に揺蕩う
想像で 空のキャンバスには 雲で描(か)く 心模様で 象(かたち)変われり
浮雲(うきぐも)を 食べてみたいと 駄々こねる そんな我が子に 買った綿菓子
朝と夜が混在した雲を見る光の濃淡が美しい
雲に乗り 時の流れに 逆らえば 会えるでしょうか あの日の君に
雲になり飛んでゆきたいこんな日はそして千切れて消えてゆきたい
同調の愛想笑いを浮かべつつ窓の外ゆく雲を見ている
雨雲の溶け続けてるあの辺の地下駐車場の夢のマイカー
夏の星座を眠らせる薄雲や 早目の消灯 促す如く
桃色に染まった雲を見上げてはもったいないと何故思うのだろう
なんとなく付いていきたい流れ雲あの先にある君の街まで
あの雲にイチゴシロップかけ回し君にあげるよ特大かき氷
幸運はスマホ見てたら会えないよ 窓の外には ほら!彩雲が
飛行機雲の下秋茜舞う地上は今だ残暑残る
暑いけど雲はやっぱり秋めいてすじを描いて青に誘う
雲間から差す光にも気づかずに 通知ばかりを追う昼下がり
墨染の衣まといし雲水は袖はためかせ上る坂道
網膜の記録にあった夏雲に問う楽園と同じ形か
むちむちと積乱雲がまた太る俯瞰している坂東太郎
有り難うございます
点滴中窓いっぱいの夏の雲もくもく湧き立ち綿菓子みたい
憧れのサンライズにて出雲行く還暦の年初めてのフルムーン
秋空に雲のペイント 美しき唯一無二の 模様を描(えが)き
終わる夏 はぐれたゆたう 雲ひとつ どこへ行くのか これから俺は
灰色の雲はどこまでも中庸でどっちでもいいよと自由をくれる
名月や 雲の薄衣 ほどくころ あなたの沈黙 澄んでやさしい
子供の頃流るる雲を動物や乗り物に例へ空眺めけり
浮浪雲夏の恋乗せお気の毒 行方はままよ代わりを探し
台風が近づいてくる秋空に埃のような雲ながれゆく
熱々の コーヒーカップ の中に書く ふわふわ雲の 幸せラテを
『明日会おう』 暮れゆく空に 真っ直ぐの 飛行機雲が 知らせをくれて
風凪いで夏の名残の雲の塔 茜に染まりトンボ翔けくる
歯を抜きて心も病みて寂しけり 重くて明るき「ひこうき雲」聴く
九分立ての生クリームのような雲ぽってり浮かぶ空の青くて
夕暮れて 憶えてるのは あかね雲 別れの言葉 それだけのこと
うろこ雲のすきまの薄い青空はきみとわたしみたいでせつない
3食を解放されたし鰯雲夕方ウォーク 五千五百歩
東雲に 黒く集(つど)いし 汝等(いましら)に 足一つ多ければ 吾(わ)は磐余彦(いわれびこ)
月輪(がちりん)に 雲が掛かりし その様は 団子の肴に なりにけり
六花(むつのはな) 頬に舞い降り 流れゆく 雲ひとつなし 青鈍(あおにび)の空
灰色の雲が空一面覆い雷雨となりぬ帰宅の時間
バタフライ星雲君は美しき翅を開きて大宇宙(おおぞら)を飛ぶ
「今空がきれいだよ」ってLINE来てあかね色した鰯雲見る
きみの名を呼ぶ声雲の上よりも遠いところのきみに聞こえる?
はぐれゆく雲に我が身を重ねおりもう帰ろうかあのふるさとへ
白昼の 風吹く空に 雲にじみ 行き先見るや 遠く遠くへ
雲を見る雨が降るという天気予報上下左右に風がせわしく
秋空に写しておかし龍安寺
嵯峨野歩けば雲の悪戯
ひとしきり 連ねた言葉は宙を舞い 無邪気な声で あの雲見てよ
晴れわたる空はかなしい、病室で雲の行く方をたどれないから
太陽の正しさ隠す薄雲の優しさに身を委ねてしまう
古里を持たない我は浮浪雲
いつもあなたの空に揺蕩う
想像で 空のキャンバスには 雲で描(か)く
心模様で 象(かたち)変われり
浮雲(うきぐも)を 食べてみたいと 駄々こねる
そんな我が子に 買った綿菓子
朝と夜が混在した雲を見る光の濃淡が美しい
雲に乗り 時の流れに 逆らえば 会えるでしょうか あの日の君に
雲になり飛んでゆきたいこんな日はそして千切れて消えてゆきたい
同調の愛想笑いを浮かべつつ窓の外ゆく雲を見ている
雨雲の溶け続けてるあの辺の地下駐車場の夢のマイカー
夏の星座を眠らせる薄雲や
早目の消灯 促す如く
桃色に染まった雲を見上げてはもったいないと何故思うのだろう
なんとなく付いていきたい流れ雲あの先にある君の街まで
あの雲にイチゴシロップかけ回し君にあげるよ特大かき氷
幸運はスマホ見てたら会えないよ
窓の外には ほら!彩雲が
飛行機雲の下秋茜舞う地上は今だ残暑残る
暑いけど雲はやっぱり秋めいてすじを描いて青に誘う
雲間から差す光にも気づかずに 通知ばかりを追う昼下がり
墨染の衣まといし雲水は袖はためかせ上る坂道
網膜の記録にあった夏雲に問う楽園と同じ形か
むちむちと積乱雲がまた太る俯瞰している坂東太郎
有り難うございます
点滴中窓いっぱいの夏の雲もくもく湧き立ち綿菓子みたい
有り難うございます
憧れのサンライズにて出雲行く還暦の年初めてのフルムーン
秋空に雲のペイント 美しき唯一無二の 模様を描(えが)き
終わる夏 はぐれたゆたう 雲ひとつ どこへ行くのか これから俺は
灰色の雲はどこまでも中庸でどっちでもいいよと自由をくれる
名月や 雲の薄衣 ほどくころ あなたの沈黙 澄んでやさしい
子供の頃流るる雲を動物や乗り物に例へ空眺めけり
浮浪雲夏の恋乗せお気の毒
行方はままよ代わりを探し
台風が近づいてくる秋空に埃のような雲ながれゆく
熱々の コーヒーカップ の中に書く
ふわふわ雲の 幸せラテを
『明日会おう』 暮れゆく空に 真っ直ぐの 飛行機雲が 知らせをくれて
風凪いで夏の名残の雲の塔
茜に染まりトンボ翔けくる
歯を抜きて心も病みて寂しけり
重くて明るき「ひこうき雲」聴く
九分立ての生クリームのような雲ぽってり浮かぶ空の青くて
夕暮れて 憶えてるのは あかね雲 別れの言葉 それだけのこと
うろこ雲のすきまの薄い青空はきみとわたしみたいでせつない
3食を解放されたし鰯雲夕方ウォーク
五千五百歩
東雲に 黒く集(つど)いし 汝等(いましら)に
足一つ多ければ 吾(わ)は磐余彦(いわれびこ)
月輪(がちりん)に 雲が掛かりし その様は
団子の肴に なりにけり
六花(むつのはな) 頬に舞い降り 流れゆく
雲ひとつなし 青鈍(あおにび)の空
灰色の雲が空一面覆い雷雨となりぬ帰宅の時間
バタフライ星雲君は美しき翅を開きて大宇宙(おおぞら)を飛ぶ
「今空がきれいだよ」ってLINE来てあかね色した鰯雲見る
きみの名を呼ぶ声雲の上よりも遠いところのきみに聞こえる?
はぐれゆく雲に我が身を重ねおりもう帰ろうかあのふるさとへ