・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
独り居の夏の手引きに加へたり熟れゐる桃を切る感触を
ドジャースの山本由伸頑張った代わった投手が台無しにした
半世紀、ご飯作ってきたけれど いまだに手際良くなれなくて
勝手口ちょこんと座る雨蛙泣き出しそうな空を見上げて
白手袋 無人の駅に 置かれいて 都市の孤独を 象るかのよう
玄関に紅葉のような手の少女 挨拶がわり指パッチンす
水をかけ花を手向けて手を合わす来年の夏また会おうねと
下向いた 薔薇の首もつ 優しい手 上を向かせて 話しかけてる
初雪が右の手のひら舞い降りて会いたいと想うあの日の君に
手探りで探した夢のあやふやさ地に足着けて心込めねば
手のひらの中で舞う風ふんわりと渦巻いていてここからが秋
円陣を組んで皆の手一箇所に集め叫んで気合いを入れる
おぼつかぬ指で言葉を紡ぎ出す 学び始めた手話できみへと
手を振れば画面の奥で応えくる 距離を越えたる笑顔のぬくもり
子の痛み吸い取るように手を当てて「痛いの痛いの飛んでけ」をする
独り居の夏の手引きに加へたり熟れゐる桃を切る感触を
ドジャースの山本由伸頑張った代わった投手が台無しにした
半世紀、ご飯作ってきたけれど
いまだに手際良くなれなくて
勝手口ちょこんと座る雨蛙泣き出しそうな空を見上げて
白手袋 無人の駅に 置かれいて
都市の孤独を 象るかのよう
玄関に紅葉のような手の少女
挨拶がわり指パッチンす
水をかけ花を手向けて手を合わす来年の夏また会おうねと
下向いた 薔薇の首もつ 優しい手
上を向かせて 話しかけてる
初雪が右の手のひら舞い降りて会いたいと想うあの日の君に
手探りで探した夢のあやふやさ地に足着けて心込めねば
手のひらの中で舞う風ふんわりと渦巻いていてここからが秋
円陣を組んで皆の手一箇所に集め叫んで気合いを入れる
おぼつかぬ指で言葉を紡ぎ出す
学び始めた手話できみへと
手を振れば画面の奥で応えくる 距離を越えたる笑顔のぬくもり
子の痛み吸い取るように手を当てて「痛いの痛いの飛んでけ」をする