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もう二度と 君の手を離さない
秋祭り鎮守の幟はためいて 幼な児指す男衆の横笛
秋祭り鎮守の幟はためいて 幼き手の先横笛の男衆
手袋をくれた理由を言ってみて 機能的な言葉以外で
手乗りなのに 指を出してもすぐ乗らず かまってくれるお茶目なインコ
手鏡に仮面映して今日の顔 昨日は過去と濃い目の紅を
手に乗せたインコと見つめ合うたびに何やら見透かされている気が
手を翳(かざ)し 透けぬ血潮に 吾思う 厚くなったは 面の皮のみに非ずと
研ぎ洗い 爨(かし)ぎて装(よそ)う 手(た)な心(ごころ) 握らず結ぶ 丸に三角
手紋(しゅもん)とは 運命決める ものでなく 過去の辛苦を 越えたる証
おー!なるほど!
手つかずの取り組みたちは気が重い夏休みの宿題のようだ
気がつけばつないだ手と手はほどかれて夕暮れの道ひとり歩めり
手を振って君と別れた帰り道にぎりしめている振った手のひら
娘との会話苦くて手を伸ばす昨日の新聞読む気も無い父
「無知の知」と 我が左手に 書いてみた どう生きるのか 生きてゆくのか
手から落ち スマホがバチん イタタタタ 少し考え すぐにうたたね
若き日と同じ手指の動きしてピアノを弾いたら戻れる気がして
旧大野銀行で見た霊の手の指輪の會社が気になっている
癖のある文字から声が聴こえ来る友からの手紙何度でも読む
手つかずの宿題はほぼ宇宙だしりんごはずうっと落ちないでくれ
いまはもう触れた記憶も遠くなり 老いた母の手握りに帰る
私は貴方の大きな手が好きだった私達を育てた
手の甲のシワとたるみは勲章か手に刻まれる人生のあと
臨終の母の右手を握りしめ手と手で交わす最後の別れ
小(ち)さき手を触(ふ)れれば 瞼綴じる如 在りし日に見た 祖母のオジギソウ
独り居の夏の手引きに加へたり熟れゐる桃を切る感触を
ドジャースの山本由伸頑張った代わった投手が台無しにした
半世紀、ご飯作ってきたけれど いまだに手際良くなれなくて
勝手口ちょこんと座る雨蛙泣き出しそうな空を見上げて
白手袋 無人の駅に 置かれいて 都市の孤独を 象るかのよう
玄関に紅葉のような手の少女 挨拶がわり指パッチンす
水をかけ花を手向けて手を合わす来年の夏また会おうねと
下向いた 薔薇の首もつ 優しい手 上を向かせて 話しかけてる
初雪が右の手のひら舞い降りて会いたいと想うあの日の君に
手探りで探した夢のあやふやさ地に足着けて心込めねば
手のひらの中で舞う風ふんわりと渦巻いていてここからが秋
円陣を組んで皆の手一箇所に集め叫んで気合いを入れる
おぼつかぬ指で言葉を紡ぎ出す 学び始めた手話できみへと
手を振れば画面の奥で応えくる 距離を越えたる笑顔のぬくもり
子の痛み吸い取るように手を当てて「痛いの痛いの飛んでけ」をする
もう二度と 君の手を離さない
秋祭り鎮守の幟はためいて 幼な児指す男衆の横笛
秋祭り鎮守の幟はためいて 幼き手の先横笛の男衆
手袋をくれた理由を言ってみて 機能的な言葉以外で
手乗りなのに 指を出してもすぐ乗らず かまってくれるお茶目なインコ
手鏡に仮面映して今日の顔
昨日は過去と濃い目の紅を
手に乗せたインコと見つめ合うたびに何やら見透かされている気が
手を翳(かざ)し 透けぬ血潮に 吾思う
厚くなったは 面の皮のみに非ずと
研ぎ洗い 爨(かし)ぎて装(よそ)う
手(た)な心(ごころ) 握らず結ぶ 丸に三角
手紋(しゅもん)とは 運命決める ものでなく
過去の辛苦を 越えたる証
おー!なるほど!
手つかずの取り組みたちは気が重い夏休みの宿題のようだ
気がつけばつないだ手と手はほどかれて夕暮れの道ひとり歩めり
手を振って君と別れた帰り道にぎりしめている振った手のひら
娘との会話苦くて手を伸ばす昨日の新聞読む気も無い父
「無知の知」と 我が左手に 書いてみた どう生きるのか 生きてゆくのか
手から落ち スマホがバチん イタタタタ
少し考え すぐにうたたね
若き日と同じ手指の動きしてピアノを弾いたら戻れる気がして
旧大野銀行で見た霊の手の指輪の會社が気になっている
癖のある文字から声が聴こえ来る友からの手紙何度でも読む
手つかずの宿題はほぼ宇宙だしりんごはずうっと落ちないでくれ
いまはもう触れた記憶も遠くなり
老いた母の手握りに帰る
私は貴方の大きな手が好きだった私達を育てた
手の甲のシワとたるみは勲章か手に刻まれる人生のあと
臨終の母の右手を握りしめ手と手で交わす最後の別れ
小(ち)さき手を触(ふ)れれば 瞼綴じる如
在りし日に見た 祖母のオジギソウ
独り居の夏の手引きに加へたり熟れゐる桃を切る感触を
ドジャースの山本由伸頑張った代わった投手が台無しにした
半世紀、ご飯作ってきたけれど
いまだに手際良くなれなくて
勝手口ちょこんと座る雨蛙泣き出しそうな空を見上げて
白手袋 無人の駅に 置かれいて
都市の孤独を 象るかのよう
玄関に紅葉のような手の少女
挨拶がわり指パッチンす
水をかけ花を手向けて手を合わす来年の夏また会おうねと
下向いた 薔薇の首もつ 優しい手
上を向かせて 話しかけてる
初雪が右の手のひら舞い降りて会いたいと想うあの日の君に
手探りで探した夢のあやふやさ地に足着けて心込めねば
手のひらの中で舞う風ふんわりと渦巻いていてここからが秋
円陣を組んで皆の手一箇所に集め叫んで気合いを入れる
おぼつかぬ指で言葉を紡ぎ出す
学び始めた手話できみへと
手を振れば画面の奥で応えくる 距離を越えたる笑顔のぬくもり
子の痛み吸い取るように手を当てて「痛いの痛いの飛んでけ」をする