・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
夏の海で 君に伝えたあの言葉 もう忘れてるのかな
この夏は休めないけど君の歌で 海も花火も見れた気がする
しどけなく床に落ちたる猫達を拾いもせずにただ眺め居り
夏の日の長さを思ひだすときのゆふやみが顔をとほざけてゆく
この夏の暑さに慣れてゆくようにあなたの顔が描けなくなる
暦上夏ではなくて既に秋 体感知でも秋訪れよ
公園の時計が夏を思い出し もっと一緒にいられる不思議
西瓜を見ることも余りないような夏を年々受け入れていく
暗闇の線香花火につかの間の君との夏が浮かび消えゆく
スイカ割のように一気に振り下ろすラスコーリニコフの斧の一撃
猛暑日を言い訳にしてなにもせず どこにも行かず葉月晦日
潮騒と海猫のこえを背負いながら足を洗った夏の夕方
水しぶき跳ねるイルカの群れを見て笑顔こぼれる夏の記憶よ
パツパツと皮の張ってるトマトには夏の光が満ち満ちている
漫然と背丈を越えた夏草が隠す小道を鼻で指す犬
町内の お祭りで飲む 生ビール これぞ大人の 夏休みかな
「夏は来ぬ」清新だったその響き 今や忍耐の日々の始まり
広島忌長崎忌終戦記念日忘れず語り継いでいく
公園の ベンチも熱くて この夏は それでも闘う 老人ひとり
夏の日に干す猫布団おねしょすら吹き飛ばせる陽の光と熱よ
夏風邪のやうな孤独と散歩する楽しく飲んだあとのやさしさ
この地球(ほし)の暑さは異常で時間さえ狂い乱れて壊されてゆく
タンスにはあの日着ていたブラウスと夏の思い出いっしょに仕舞う
夏椿木陰に開く白き花光を透かし儚く散りぬ
この暑さ九月一杯続くのか?彼岸過ぎれば涼しくなるか?
陽の中にまだ夏は居て潮風の香りとともに川沿いをゆく
庭のすみ秋明菊は茎伸びて蕾つく頃 夏は想い出に
しんとした 地下鉄ホームに 汗ひとつ ベンチの鉄は 真夏を知らぬ
懐かしき 友の便りで あの頃に 時が戻った 夏の出来事
煌々(きらきら)と 翠葉(すいよう)照るる 白昼に 光合成する 我が身かな
傘はなし 雨に降られて 梧桐(あおぎり)に 宿りて考(かんが)う 環境問題
起き抜けに 明易(あけやす)だけが 無粋だと 君の言葉が 僕を貫く
青嵐 連れて来たるは あの人の 莨(たばこ)の香りと 新しき情
久々に 慄く程の 入道に 炎(も)ゆる日近し 青天井
汗拭くもふいてふいても夏去らず小さな秋よ隠れず出でよ
ともだちと市民プールにかき氷ときには遠征チャリで河原に
この夏は過去最高に暑かった しかしまだまだ猛暑の予報
ピカドンの話はこらえてつかあさい老爺はぐっと唇を噛む
朝顔のつるは支柱を乗り越えてさらなる支柱を空へ探しに
ぬるくなる麦茶に氷を足しながら残暑見舞いのハガキ書きおり
夏の日に多く笑ったせいなのか秋に涙が少しこぼれる
もう9月夏の扉をそっと閉め秋のしっぽをつかみに行こう
夏の海で 君に伝えたあの言葉 もう忘れてるのかな
この夏は休めないけど君の歌で
海も花火も見れた気がする
しどけなく床に落ちたる猫達を拾いもせずにただ眺め居り
夏の日の長さを思ひだすときのゆふやみが顔をとほざけてゆく
この夏の暑さに慣れてゆくようにあなたの顔が描けなくなる
暦上夏ではなくて既に秋 体感知でも秋訪れよ
公園の時計が夏を思い出し
もっと一緒にいられる不思議
西瓜を見ることも余りないような夏を年々受け入れていく
暗闇の線香花火につかの間の君との夏が浮かび消えゆく
スイカ割のように一気に振り下ろすラスコーリニコフの斧の一撃
猛暑日を言い訳にしてなにもせず
どこにも行かず葉月晦日
潮騒と海猫のこえを背負いながら足を洗った夏の夕方
水しぶき跳ねるイルカの群れを見て笑顔こぼれる夏の記憶よ
パツパツと皮の張ってるトマトには夏の光が満ち満ちている
漫然と背丈を越えた夏草が隠す小道を鼻で指す犬
町内の お祭りで飲む 生ビール
これぞ大人の 夏休みかな
「夏は来ぬ」清新だったその響き
今や忍耐の日々の始まり
広島忌長崎忌終戦記念日忘れず語り継いでいく
公園の ベンチも熱くて この夏は それでも闘う 老人ひとり
夏の日に干す猫布団おねしょすら吹き飛ばせる陽の光と熱よ
夏風邪のやうな孤独と散歩する楽しく飲んだあとのやさしさ
この地球(ほし)の暑さは異常で時間さえ狂い乱れて壊されてゆく
タンスにはあの日着ていたブラウスと夏の思い出いっしょに仕舞う
夏椿木陰に開く白き花光を透かし儚く散りぬ
この暑さ九月一杯続くのか?彼岸過ぎれば涼しくなるか?
陽の中にまだ夏は居て潮風の香りとともに川沿いをゆく
庭のすみ秋明菊は茎伸びて蕾つく頃
夏は想い出に
しんとした 地下鉄ホームに 汗ひとつ
ベンチの鉄は 真夏を知らぬ
懐かしき 友の便りで あの頃に
時が戻った 夏の出来事
煌々(きらきら)と 翠葉(すいよう)照るる 白昼に
光合成する 我が身かな
傘はなし 雨に降られて 梧桐(あおぎり)に
宿りて考(かんが)う 環境問題
起き抜けに 明易(あけやす)だけが 無粋だと
君の言葉が 僕を貫く
青嵐 連れて来たるは あの人の
莨(たばこ)の香りと 新しき情
久々に 慄く程の 入道に
炎(も)ゆる日近し 青天井
汗拭くもふいてふいても夏去らず小さな秋よ隠れず出でよ
ともだちと市民プールにかき氷ときには遠征チャリで河原に
この夏は過去最高に暑かった しかしまだまだ猛暑の予報
ピカドンの話はこらえてつかあさい老爺はぐっと唇を噛む
朝顔のつるは支柱を乗り越えてさらなる支柱を空へ探しに
ぬるくなる麦茶に氷を足しながら残暑見舞いのハガキ書きおり
夏の日に多く笑ったせいなのか秋に涙が少しこぼれる
もう9月夏の扉をそっと閉め秋のしっぽをつかみに行こう