・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
死亡事故のニュースを口ずさむとオウム返しする毛玉のロボット
こうふくは口福と呼ぶのだったなと 新米に金の卵をのせて
うす暗い洗面台で嘘ついたばかりの口を何度もすすぐ
午後十時 歌口ずさむ 酔っ払い 陰気な僕と 冷めたカフェオレ
唇に微笑み忘れた帰りには歌口ずさむ夜道明るし
口下手な夫がボソリと礼を言う 「世話かけたな」と退院の日
秋口もラジオ体操心地よく 冷えた爪先 熱、帯び出して
溶けきったカップアイスを口にするような気だるい恋愛でした
口先が三十一文字に縛られて 想い濃くなる煩悶の夜
赤い色の口紅塗る還暦過ぎてもお洒落心忘れず
君とした口約束をおたがいの常夜灯だと思って暮らす
口元が 緩むその瞬間(とき) 胸のなか 小さな花が ひらり咲くよう
口ゆるむ卒業写真は友のせいあの頃みたいに笑っていたい
口の端に血の味感じ思い立ちサンマを焼いて秋も感じて
帰りきて駅の出口で背を伸ばすデジタルデトックス丸三日
無口な子?少し待ってねほんとうは 言葉にするのがゆっくりなだけ
君の口から出た言葉は風に舞い私のところへ来てくれたんだね
目をそらし軽口たたく友達のふるえる指に指を重ねる
ふれそうで ふれずに二人 ふるえてる 紅い口びる かわたれの時
マスカットを一粒口に頬張った叔母は健やか我は笑いて
封を切り口を開いて文を出すワクワク後の衝撃の涙
をさなごも道端にゐるわたしさへ口先だけのことを言ひをり
口コミを信じて買ったスイーツの甘さの中に疲労溶けゆく
がま口を パチンと開ける 指先が 好きで選んだ 何度も閉めて
内容はよく分からぬが聞くよりもよく動く口あきれて見てた
口元の怪しい微笑み不気味だねこんなド派手なケンカのあとで
見出ししか見てないひとと口喧嘩イヤリングまで罵り始め
死亡事故のニュースを口ずさむとオウム返しする毛玉のロボット
こうふくは口福と呼ぶのだったなと 新米に金の卵をのせて
うす暗い洗面台で嘘ついたばかりの口を何度もすすぐ
午後十時 歌口ずさむ 酔っ払い 陰気な僕と 冷めたカフェオレ
唇に微笑み忘れた帰りには歌口ずさむ夜道明るし
口下手な夫がボソリと礼を言う
「世話かけたな」と退院の日
秋口もラジオ体操心地よく 冷えた爪先 熱、帯び出して
溶けきったカップアイスを口にするような気だるい恋愛でした
口先が三十一文字に縛られて
想い濃くなる煩悶の夜
赤い色の口紅塗る還暦過ぎてもお洒落心忘れず
君とした口約束をおたがいの常夜灯だと思って暮らす
口元が 緩むその瞬間(とき) 胸のなか
小さな花が ひらり咲くよう
口ゆるむ卒業写真は友のせいあの頃みたいに笑っていたい
口の端に血の味感じ思い立ちサンマを焼いて秋も感じて
帰りきて駅の出口で背を伸ばすデジタルデトックス丸三日
無口な子?少し待ってねほんとうは 言葉にするのがゆっくりなだけ
君の口から出た言葉は風に舞い私のところへ来てくれたんだね
目をそらし軽口たたく友達のふるえる指に指を重ねる
ふれそうで ふれずに二人 ふるえてる 紅い口びる かわたれの時
マスカットを一粒口に頬張った叔母は健やか我は笑いて
封を切り口を開いて文を出すワクワク後の衝撃の涙
をさなごも道端にゐるわたしさへ口先だけのことを言ひをり
口コミを信じて買ったスイーツの甘さの中に疲労溶けゆく
がま口を パチンと開ける 指先が
好きで選んだ 何度も閉めて
内容はよく分からぬが聞くよりもよく動く口あきれて見てた
口元の怪しい微笑み不気味だねこんなド派手なケンカのあとで
見出ししか見てないひとと口喧嘩イヤリングまで罵り始め