・短歌は投稿後15分間は編集が可能ですが、十分に確認の上、ご投稿ください
社内外コジマさんって呼ばれてるキミの正しい苗字は小鳥
甘い物 苦手な君が 「このケーキ お酒控えめ」と 告げてはにかむ
君もまた わかる時きて 納得す 我もそうして 生きてきたから
呼び捨てが普通だった頃教科書の君付けの文に憧れ抱く
半年もあなたに会えず過ごす日々 気になりだすと忘れられない
君に頬ぶたれた痕をくっきりと残したままで髭を剃る朝
あなたから きみへ変わった 呼び方で 心やわらぐ 冬のはじまり
海ほどに思つてゐても友だちのきみが知るのは折り鶴の数
お気に入りの曲を聞いたら思い出すイヤホン分けた君の横顔
肉を買う君の隣で眺めてる扉の奥の冷気の白さ
イヤフォンの向こうの雷雨を聴きながらまだ記憶から君が消えない
「ちくわぶは嫌い?」と君は寂しい目 もうばれている異教徒の僕
数打てば当たるができない俺の歌あなたではなくあさって向かう
心だけ君に会いに行く十五の我に会えるかもしれない
棚のすみ広辞苑の中からは紙の写真の十歳の君
君はまだ信じていたんだね僕がとうの昔に失くしたものを
空をゆく 雲と手に持つ 綿菓子を 見比べて君 楽しそうだね
もう抱けず遠くに行きて我忘れ それでも夢に見る君ここに
特別に何もない日であるけれど白きかすみ草君に供えん
できることをす親切な君を見て 僕も優しい気持ちになれた
改札を出るたび思う「あなた」ならどんな顔して今日を生きるか
左肩 寄り添う君が居なくなり 心は冷えて色をうしない
左肩 いつもちょこんと君が居て 人より高いインコの温み
いつかまたあなたと見たい窓の外 スカイツリーが赤く光るとき
この街であなたと住むの。 買い溜めた新幹線のチケット余る
君のこと好きで間違いないはずでグリーン・デイを好きな君だし
時雨のち 軽き足どり弾みつつ 君のもとへと逢いにまゐらむ
雲渡る 果てなき空に君想う 届けてたもれ 我が心音(こころね)を
君がため 風にあらがい想へども 散りて積もりて 白に染まりぬ
秋風に 金木犀のかほりたち 昔は君を想はざりけり
宵深み 秋のしじまに夢遠く 君を想わば月も隠るる
時折の天女のような微笑みで誰もが君を好きになってく
ネギを切る軽快な音目覚ましに今日も始まる君との一日
歯磨きをとことん絞る君の目がしっかり者の強い輝き
社内外コジマさんって呼ばれてるキミの正しい苗字は小鳥
甘い物 苦手な君が 「このケーキ お酒控えめ」と 告げてはにかむ
君もまた わかる時きて 納得す
我もそうして 生きてきたから
呼び捨てが普通だった頃教科書の君付けの文に憧れ抱く
半年もあなたに会えず過ごす日々 気になりだすと忘れられない
君に頬ぶたれた痕をくっきりと残したままで髭を剃る朝
あなたから きみへ変わった 呼び方で 心やわらぐ 冬のはじまり
海ほどに思つてゐても友だちのきみが知るのは折り鶴の数
お気に入りの曲を聞いたら思い出すイヤホン分けた君の横顔
肉を買う君の隣で眺めてる扉の奥の冷気の白さ
イヤフォンの向こうの雷雨を聴きながらまだ記憶から君が消えない
「ちくわぶは嫌い?」と君は寂しい目
もうばれている異教徒の僕
数打てば当たるができない俺の歌あなたではなくあさって向かう
心だけ君に会いに行く十五の我に会えるかもしれない
棚のすみ広辞苑の中からは紙の写真の十歳の君
君はまだ信じていたんだね僕がとうの昔に失くしたものを
空をゆく 雲と手に持つ 綿菓子を 見比べて君 楽しそうだね
もう抱けず遠くに行きて我忘れ
それでも夢に見る君ここに
特別に何もない日であるけれど白きかすみ草君に供えん
できることをす親切な君を見て 僕も優しい気持ちになれた
改札を出るたび思う「あなた」ならどんな顔して今日を生きるか
左肩 寄り添う君が居なくなり
心は冷えて色をうしない
左肩 いつもちょこんと君が居て
人より高いインコの温み
いつかまたあなたと見たい窓の外
スカイツリーが赤く光るとき
この街であなたと住むの。
買い溜めた新幹線のチケット余る
君のこと好きで間違いないはずでグリーン・デイを好きな君だし
時雨のち
軽き足どり弾みつつ
君のもとへと逢いにまゐらむ
雲渡る
果てなき空に君想う
届けてたもれ
我が心音(こころね)を
君がため
風にあらがい想へども
散りて積もりて
白に染まりぬ
秋風に
金木犀のかほりたち
昔は君を想はざりけり
宵深み
秋のしじまに夢遠く
君を想わば月も隠るる
時折の天女のような微笑みで誰もが君を好きになってく
ネギを切る軽快な音目覚ましに今日も始まる君との一日
歯磨きをとことん絞る君の目がしっかり者の強い輝き