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吐き出して 雪の道につまづく夜 何を思ひて 草も凍るか
雪積もり いきかう影なし日曜の朝 骨休ませむ湯たちのぼる白
細雪君と一緒に見たかったもう逢えなくなった君と
雪の日も 保育園へは自転車で 当時の必死さ 恐怖でしかなく
こんなにもしずかな朝の雪かもと期待しながら開けるカーテン
梅の香や競いはせねど雪割りの けなげな春の標の吐息
しんしんと積もり重なる雪のよに 素顔も心も覆い隠して
意地悪な人に効かせる少量の親切 綿のような雪飲む
新雪に初めてつける足あとは 何かをやった先人のよう
透明な傘に降りつむ雪よ雪 下から眺む哀しみは白
立ち尽くすわれの頭にずんずんとシャーベット状の雪が降り積む
雪おんな地獄耳だと噂され秘密の絶えぬ里を離るる
誰も手を挙げることなくしんとして雪の結晶みたいな教室
雪白が街の全部を音さえも覆い隠して静ひつに見え
ぐつたりとする休日はうつくしき雪原が手に広がつてゐる
あの世では飢えぬようにと雪一椀供えた賢治の妹への愛
単彩の雪の止み間に薄陽差す 赤いほっぺは冷たいままで
清浄な白一面の今朝の雪 気を凛とする冷気も嬉し
風の音が泣き声のごと聞こえ来る 子と別れたる雪女のよう
帰る家はもう無いと手を握る施設の媼外は雪が降る
都会にはなじめず背を向け故郷 (ふるさと) の北風だいて雪をかく日よ
帰途の車窓 夕焼(ゆやけ)を背景に 見ゆる雪富士のシルエット 如月
傘鳴らす雨音は 腑としづまりて 凍へる夜さり 初雪の帰路
善人のふりして生きて疲れたら北の駅舎の雪にまみれる
雪載せし車時々やってくる自慢を共に載せているよう
雪だるま作れぬ未来すぐそこに 対岸より出るCO2
故郷を離れた父母は三十代 気持ちがわかる雪国のニュース
雪などは滅多に降らない土地に住み五センチ以上積もると大変
雪降りてすべての汚れ覆いたり 五濁悪世に雪よ降り積もれ
さくさくと踏み歩くのは白い雪寒い真冬も胸弾む君
君ぞ笑ふ窓から雪を見る朝(あした)故郷(ふるさと)想へば声も弾みて
吐き出して
雪の道につまづく夜
何を思ひて
草も凍るか
雪積もり
いきかう影なし日曜の朝
骨休ませむ湯たちのぼる白
細雪君と一緒に見たかったもう逢えなくなった君と
雪の日も 保育園へは自転車で
当時の必死さ 恐怖でしかなく
こんなにもしずかな朝の雪かもと期待しながら開けるカーテン
梅の香や競いはせねど雪割りの
けなげな春の標の吐息
しんしんと積もり重なる雪のよに
素顔も心も覆い隠して
意地悪な人に効かせる少量の親切 綿のような雪飲む
新雪に初めてつける足あとは 何かをやった先人のよう
透明な傘に降りつむ雪よ雪 下から眺む哀しみは白
立ち尽くすわれの頭にずんずんとシャーベット状の雪が降り積む
雪おんな地獄耳だと噂され秘密の絶えぬ里を離るる
誰も手を挙げることなくしんとして雪の結晶みたいな教室
雪白が街の全部を音さえも覆い隠して静ひつに見え
ぐつたりとする休日はうつくしき雪原が手に広がつてゐる
あの世では飢えぬようにと雪一椀供えた賢治の妹への愛
単彩の雪の止み間に薄陽差す
赤いほっぺは冷たいままで
清浄な白一面の今朝の雪
気を凛とする冷気も嬉し
風の音が泣き声のごと聞こえ来る
子と別れたる雪女のよう
帰る家はもう無いと手を握る施設の媼外は雪が降る
都会にはなじめず背を向け故郷 (ふるさと) の北風だいて雪をかく日よ
帰途の車窓 夕焼(ゆやけ)を背景に 見ゆる雪富士のシルエット 如月
傘鳴らす雨音は 腑としづまりて 凍へる夜さり 初雪の帰路
善人のふりして生きて疲れたら北の駅舎の雪にまみれる
雪載せし車時々やってくる自慢を共に載せているよう
雪だるま作れぬ未来すぐそこに 対岸より出るCO2
故郷を離れた父母は三十代
気持ちがわかる雪国のニュース
雪などは滅多に降らない土地に住み五センチ以上積もると大変
雪降りてすべての汚れ覆いたり 五濁悪世に雪よ降り積もれ
さくさくと踏み歩くのは白い雪寒い真冬も胸弾む君
君ぞ笑ふ窓から雪を見る朝(あした)故郷(ふるさと)想へば声も弾みて