今紺しだ

今紺しだ

蝉の声が大き蝉の声が大きくなった 図書館の扉を開けて来たのは君か

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今紺しだ

フィルムから海苔をきれいに剥がせない同士で占める大学のベンチ

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今紺しだ

中庭に立つ我の名は二階より一音ごとに光りつつ降る

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今紺しだ

ねえひかり、きみも海月になるまえは太陽のひかりだったんだろう

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今紺しだ

月、火、水、木をガタつきながら行く終着駅であなたに会える

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今紺しだ

もし君が隣にいたら僕だけが眠れないまま月光を見る

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今紺しだ

出会うまであなたも寂しかったのか剥きなよ蜜柑ふたつあるから

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今紺しだ

天使には戻れないなら踏みしめてみようか土を蹴り走ろうか

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今紺しだ

「バカ」としか言えず歩いた 石灰で白線を引く君の隣を

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今紺しだ

きみは海きみは分厚い本きみは朝焼けきみの胸に飛び込む

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