秋吉諄

秋吉諄

なにもかも言うことなくて蓮華草 風に吹かれるままに頷く

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秋吉諄

咲いている杏の花を見てきみが桜と言えば桜になるのだ

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秋吉諄

どの花も色とりどりに咲いていて花になれないわたしは無色

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秋吉諄

白状をします 手折った花すべて戯れでした愛されたかった

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秋吉諄

花束をください すぐに枯らしたら俺はかなしい人になれるか

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秋吉諄

泣かないでほしくて渡す花束の入手法は言えないけれど

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秋吉諄

徒花は咲かなかった ああ、さらば合わなかった新たなあなた

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秋吉諄

あまやかな花束は罠だったから泣かなかったわ、ただ邪魔だった

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秋吉諄

幻想は幻想だからうつくしい 造花を水に生けるむなしさ

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秋吉諄

花は散る鏡は割れる戻らないものは戻らないから綺麗だ

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