みゆきち みゆきち
みゆきち
みゆきち ちはやぶる神代も聞かず竜田川蛍光色に水くくるとは
みゆきち ありふれた短冊の願い胸に来る「世界が平和でありますように」
みゆきち キッチンで子といんげんの筋を取るゆっくりゆっくり時が流れる
みゆきち 穫れたてのトウモロコシの朝ごはん黄色い元気をお腹に貯める
みゆきち 三十一の文字に暴かる怖ろしさ隠しきれずに露わになって
みゆきち 171梅雨の終わりの暴れ空あなたの無事の声聞きたくて
みゆきち 土佐の地の親木の命受け継いで センダイヤザクラ武蔵野に咲く
みゆきち ぼんやりと空を眺めて嘆息すその憂鬱は雨のせいだよ
みゆきち 