もう二度と見ることのない夕暮れは君と交わした約束の場所
題『もう』 にて
もういいよ 聞きたくないよ 見たくない 別れの言葉 君の眼差し(まなざし)
題『もう』 にて
もう一度 ただもう一度 会いたいと 君は泣いてた 電話の向こうで
題『もう』 にて
気まぐれでショートケーキを買っただけ年に一度のそれだけのこと
題『誕生日(テーマ詠)』 にて
外持雨 (ほまちあめ) 相合い傘を 夕暮れが 寄せ合う肩を ほんのり染めて
題『傘』 にて
人類は仮想世界を生きている 誰かが見てる水槽の宇宙
題『見』 にて
星よりも遠い遠いあの人を見ている君を見ている僕は
題『自由詠』 にて
薄紅の唇ふれる指先が震えて惑う二つの吐息
題『自由詠』 にて
焼き芋を頬張る二人可愛いね母と娘がおんなじ顔で
題『自由詠』 にて
寒い日も荒野に種を蒔きましょう明日のために誰かのために
題『冬(テーマ詠)』 にて
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