別れた日ふと冷凍庫開けてみりゃ君が冷凍していたご飯
題『君』 にて
突然の君の告白嬉しくてわたし空へと飛んでゆけそう
題『君』 にて
不規則な雨粒の音受け止めてゆっくりパーカッションになる傘
題『雨』 にて
青空をたまには長く見せたいと雨傘を干す時間を延ばす
題『雨』 にて
降る雨を逃さぬように背伸びして腕を広げる畑の双葉
題『自由詠』 にて
苺には練乳かけるひとだった 今も誰かと買いに行ってる?
題『苺・いちご』 にて
庭先に苺を摘みに出てみたら虫が半分残してくれてた
題『苺・いちご』 にて
苺って初恋に似る甘いけどどこかちょっぴり酸っぱいとこが
題『苺・いちご』 にて
ここからは自分で決めた道だから二本の足でしっかり歩む
題『決』 にて
今日何かいつもと違う何だろう余計な邪推してばかりだよ
題『推』 にて