君想い えいやままよと文したためる 君に届けと 限りを込めて		
	
	
		
			題『文』 にて		
	
		
		
			あな恋し 出でぬ想ひを秘めたまま さても届かぬ 文(ふみ)は積もりて		
	
	
		
			題『文』 にて		
	
		
		
			君がため 文をしたため思ひたる 幾とせ経れど つつがなきやと		
	
	
		
			題『文』 にて		
	
		
		
			恋文に 想いを込めてしたためる 君に届けと 乞い願いつつ		
	
	
		
			題『文』 にて		
	
		
		
			学び子ら 人事を尽くし挑みたる 彩る絵馬に 願い託して		
	
	
		
			題『馬』 にて		
	
		
		
			月明かり 思い出ずるは かの日々よ 一つ一つと 四方山にして		
	
	
		
			題『一』 にて		
	
		
		
			よもすがら 我が願うはただ一つ 今ひとたびの逢瀬かな		
	
	
		
			題『一』 にて		
	
		
		
			歳をへて 独りごちたる侘しさよ 思い出ずるは君の笑みかな		
	
	
		
			題『歳』 にて		
	
		
		
			君なき夜は 幾歳へても慣れぬもの せめて夢でも 君に逢えたら		
	
	
		
			題『歳』 にて		
	
		
		
			秋楽し 君と歌わば 笑みこぼれ 月の軌跡と虫の調に		
	
	
		
			題『調』 にて		
	
					
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