あなたとの 感性の違いを 「温度差ね」 の一言で かたずけないで
題『差』 にて
五月の陽 浴びて吾子は 歩き出す 眩しい記憶 妻と懐かしむ
題『歩』 にて
先人の 手術記録を 反芻し 一手一手を 思い巡らす
題『記』 にて
みちのくの 蔵王の颪を 包み込む 黒松の林 我は走る
題『風』 にて
思い出す 待ち合せた 公園に 十六歳の 君がいた
題『公園』 にて
お向かいの永田さん家のひでチャンは産婆さんが取り上げた
題『向』 にて
模試終わり一息つくと飲んだのは酒ではなくて茶だった頃
題『茶』 にて
