深紅(しんく)へと染む蔦紅葉(つたもみじ) 去る秋の描(えが)き残した 自然の壁画
題『壁』 にて
音もなく 冷たき時雨(しぐれ) 舞ひ降りる 声のなき空 冬のはじまり
題『時』 にて
土産持ち 訪ねる実家 昼餉時(ひるげどき) 土産話と デザートに菓子
題『時』 にて
幼日(おさなび)の雪の夜 もしも積もったら 雪だるま作ろうねと 姉と
題『雪』 にて
寒風の強し ビル間の吹き溜まり 集まる枯れ葉 秋の忘れ物
題『忘』 にて
線路沿ひ 微風(そよかぜ)に揺蕩(たゆた)ふ薄(ススキ) 通勤を飽きさせぬ風景
題『風』 にて
どこからか 幽(かす)かなる松虫の声 宵の温風(ぬるかぜ) 惜秋を鳴く
題『風』 にて
抱くの振り仮名に濁点が足りないことに今、気付きました (いだ)くです 大変失礼致しました
題『今年あった出来事』 にて
歌を詠み 投稿作を 読むうちに拡がる 知識 行動範囲
題『今年あった出来事』 にて
父の亡き友人偲び 若かりし頃の思ひ出 語らひぬ父母
題『今年あった出来事』 にて
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