行雲流水 破調編
行雲流水 破調編
行雲流水 破調編 戦乱で 紅い涙が 流る時 蒼い傷みが 白い叫びが 55
安田正秋 バウンサー 揺れる娘と 夏の昼 共に船漕ぎ 夢か現(うつつ)か
安田正秋 腕の中 にやりと笑う 我が娘 無償の愛を 教えてくれた
上原美樹。 音ありて 言葉少なし あふれゆく ただひたすらに うたをうたいて
上原美樹。 そう そっと みみをすまして かんじてよ ひぐらしのこえ 過ぎてゆく夏
行雲流水 破調編 人は皆 関わり避ける 傍観者 闘う事なく 助ける事なく
うえはらみき。 朝早く だいだらぼっちの 健診か 現像すみの 写真 いちまい
埋れ木甘し 団欒を 抜けて廊下で振り返る 己無しでも 変わらぬ光量
行雲流水 破調編 