


序詞も 枕詞も 反復も 倒置も縁語も 何もない歌

目覚めれば 何かが変わる 気がしたが ガラスに映る 平凡な日々 140

もう少し 優しくすれば いいものを 不器用な俺 手も繋げずに 139

被害者を 支援するなら 判るけど 加害者支援 する謎の人 138

哀れなり 見て見ぬ振りが 罪ならば 罪なき人など いるのだろうか 136

髭を剃り 眉毛整え 鼻毛抜く 爪切りながら ああ、面倒だ 135

快晴の 運動会の すすり泣き 優勝届かず 終わる最後か

透明の一輪挿しに無数のあぶく ピンクのガーベラつぶやいている
