ちたん

クラスでも部活中でもあなただけ見つめていたい見えなくなるまで

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光る君

しろたえの 袖の口紅しらぬまに 微睡む君の寝返りの痕

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杏鈴

一は全 全は一と伝え聞く 全伝えたくば まずは一から

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Tokari

あぜ道を麦畑に沿い歩いてく追い越した風、麦を撫でてく

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澄水

腐敗したこの世界にも約束の大地が在りて我は地の塩

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みゆきち

ひとつだけ発芽遅れたいんげんを恵みの穀雨優しく起こす

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パパ猫

水たまり広がる波紋はつぎつぎと若い波紋に消されてゆくよ

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恋子

たき火して君に燃やして恋情話お七ほどには狂えぬものを

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恋子

春おぼろ恋はかげろう春疾風ため息つけば熾火のたぎり

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梅鶏

弁当の容器を洗う繰り返す明日のための起点のように

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