た

茶々丸

恋多き母を持ちたる始皇帝内奥おさえ母は殺さず

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茶々丸
主婦

叱る声ミンミン蝉の鳴き声に混ざって夏をまた熱くする

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主婦
羹鱠

宵涼み 床に入る間も ただ案ず 枯れて寂しき わが思ひかな

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羹鱠
サルトビ

満州で 夢砕かれて 逃げ伸びる 歴史に埋もれた 民の声聴く

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サルトビ
さくら大根

夕涼みソファーにもたれ目を閉じて頭の中の蝉時雨聞き

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さくら大根
恋子

静脈に針刺す君の眼差しの安堵したのか筒に血の海

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恋子
うしめ

追われ来て開けた扉は闇の国うめき声して夏の夜は明く

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うしめ
恋子

ハマナスを知ってますかと合コンでおタンコナスは煮びたしがいい

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恋子
パパ猫

陽炎にゆらめく街の姿こそ本当かもと切なくなった

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パパ猫
恋子

まだ固き乳房押し付けふたり乗り受験講座の恋の活用

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恋子
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