恋子

顔色と指輪の色が変わったのさ硫黄泉でバレた純メッキが

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すあまラテ

断捨離と同じ仕組みが脳にある空いたところにひらめきが来る

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パパ猫

店先のタヌキの如くあれたなら雨にも笑い風にも笑い

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満月しじま

願わくばスピーカーより聞こえくる声に吾の名を呼ばれたき春

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満月しじま

届かぬと知るも紡いだその詩が思わずこぼれ落ちてしまった

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満月しじま

その方はいつも心に燃え盛る炎を抱いて生きていました

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満月しじま

かなしみの波に溺れてしまいそう縺れた糸のほどかれぬまま

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満月しじま

風船に吹きこむものが息でなく愛であったらよかったのにね

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満月しじま

「どうしても忘れることができません。忘れた方がよいのでしょうが」

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小野小乃々

県境の川を故郷へ、はつなつの風と競ってわたる橋梁

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