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茎のくび折れてしまったカーネーション ガラスの猪口に一輪アレンジ

名作の余韻浸りにかこつけてこのシアターに取り憑いたんです

強がったところで所詮ひ弱なら臆病ですと言って生きてく

月の浜で寝そべりさざ波聞くようにしとねで虫の音ただ聞いており

張り切って 腰を痛めた 我が妻は 快復の道 油断ならずか

だまてんの リアルに浮かぶ 夢の中 これから出来る 全てにわたり

宮仕え束の間忘れたい日ありジャンクフード手を伸ばす日あり

昭和には意気地があったし意地があった気骨があって我慢があった
