凜 た
凜
みゆきち 入梅の雨のやみ間のはた仕事初収穫のきゅうりを齧る
澄水 仄暗きつげ義春を読んでから無能の人に我はなりたい
澄水 役立たず無用の用の工具たちギャラリーアルテ芸術を知る
澄水 知恵の樹の本アルテなる店に在り葡萄の弦がひたすら伸びる
澄水 生きている同じ数だけ死も在りて死と同じだけ生も在ったと
ケタクマの父 貴司くん万太郎さんありがとう まねしてみたらエコ愉しい日々
花農家 窓の外 ショパンもいいねと リクエスト なにも聴こえず ただの雨垂れ
平見翠玉 選択を知らぬ十代の頃誰かが私を殺して欲しいと願っていた
私の楽園 