
た


ゆびの触れ頬を染めてた君が居てグンゼを捨ててお下げがボブに

折り鶴は何の力も持たぬけど祈りを込めて折る心あり

鏡にかけるシャワーの水はファンタジー拭いても拭いても拭えぬ”わたし”

疲れ切り無性に会いたい I hope this train is bound for あなた

瞑想し取り戻したり我が平安迷える羊は主人の元へ

器ゆえ粋な男にゃなれないが野暮な男にゃなりたくないね

たんぽぽの綿毛を一気に飛ばすごとケーキのろうそく強く吹く吾子

涙とはいったいどこから湧いてくる涙の泉は涸らさぬように
