
なくなる


さみしいね、歳とりはじめ、いなくなる、親次々と、天国にいく

宅急便母の便りは滲んでる餅ついたよと書き添えており」 「角を曲がり見えなくなるまで手を振って母の老い先しあわせであれ」 「優しくてただ優しくて母の手のぬくもりだけが今も忘れじ」 「ふるさとの鳥がねぐらに帰る村吾も母の手を握りて居りぬ」

夢をみる夜空に消えぬ三日月と睡魔に食べられなくなる私

靴紐を結ぶフリして立ち止まる あなたの背中が見えなくなるまで

ワインセラー明日なくなる惑星で死に物狂いで飲む当たり年

task task taskの雨が降りやまず溺れていてもわからなくなる
