鞘森天十里 な
鞘森天十里
鞘森天十里 飽く迄も僕が思ふに神様は野球界には居るんぢゃないか
鞘森天十里 西行がいまの桜を見たりなばいかが見るとや知る由もなし
鞘森天十里 初学(うひまな)びいくつになれど遅からず知らざることを知るは楽しき
鞘森天十里 セーラー服のリボンが上手く結べずにまっすぐ飛べない蝶であった日
鞘森天十里 「苦手なの乙女椿は完璧で」完璧主義者の君はそう言う
鞘森天十里 厚き雲に赤味をほんのり足したなら桜の森に見えないだろうか
ふくすけ 破壊する人類なにゆえ生み出した自然の意図を教えてくれれば
梅鶏 幼子のうなじは薄いトルネードかすかに初夏の匂いのような
澄水 