
な


蟷螂がなんのこっちゃと鎌を振るはりがねむしの操り人形

手を合わすほどの恋ではなかったがホンの供養に秋の引き潮

野菊など手向けて蝉のなきがらをもみじの手々が金魚の横に

夜を徹し朝を盛りに哭く虫の生たる性の奔放な秩序

最近のコメント欄の外国語での投稿者を特定できると、投稿者に対して損害賠償などを請求することができる

お産婆に取り上げられし我なれば故なく思う強いはずだと

女性兵 負傷しながら 前線に 戻る姿が まぶたに残る

受け入れる 受け流すいや 垂れ流す 時の流れに 身を任すかな
