無冠の低脳 な
無冠の低脳
レトロポケット とめどなく 涌き出る不安 掬い上げ えぃっと投げ込む 洗濯の渦
澄水 穢れなき綺麗な君のブラウスが予定どおりに汚されてゆく(スピッツ草野さんへ)
澄水 山頭火後追う事もままならず漂っているデラシネである
上原美樹。 A 無差別に むさぼり食い 消費する それがヒトなり 我は 恐ろし
上原美樹。 A反歌 よわきもの ちいさきものに さしのべし 飯をあたえゆ それもヒトなり
上原美樹。 不安すら 食い物にする よのなかに あえて 言問う 声高らかに
上原美樹。 いちまいの 毛布に君と くるまりて あすのことなど どうでもいいわ
上原美樹。 空に舞う 羽を広げた 烏すら クルス(十字架)に見える じゅうにがつかな
無冠の低脳 