サルトビ な
サルトビ
中原鼠栞 じりじりじり夏は夏だな田んぼは緑。百二十円かちゃりかちゃりと
満月しじま 粛々と夜の緞帳下りてゆきホホバオイルがなじんだ私
満月しじま ブリだって思わなかったはずだろう死して焼かれて食べられるとか
満月しじま 片割れがどこにいるのか知らないで鮭と蒸されたレモンを想う
満月しじま 念ずれば叶うのならばわたくしの祈ったことが事実となろう
満月しじま しっかりとした眠りから覚めたならなんてクリアなクリアな世界
満月しじま しずやかな所作で私の手をとってジアゼパムとはやさしいお方
サルトビ こんなにも 未来を託す 人がいた 希望の光 見た思いなり
パパ猫 