サルトビ

仕事部屋 携帯遊びし 突然に 妻は冷ややか 我を見るかな

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わみ

泣き方を忘れたけれど作り笑いならまだできる壊れるまで行け

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サルトビ

先輩の 必死の姿に 胸を打つ 白髪の彼 我支えなん

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澄水

睡蓮が目覚める朝は微やかな蛙蜻蛉の楽園の池

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澄水

神仏御名じれば自然なり他力でもあり自力でもあり

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パパ猫

あさがおの早くしぼむは朝露が死なないように守っているの

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恋子

短夜にはかなき夢を長々と汗と涙と涎と枕

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芒野予麗

夏安居にひこうき雲と稜線とくちなしは唯われにかをりて

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Hama

記念碑に 刻まれずとも 生きてきた あなたの足跡 ここに確かに

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花農家

結ばれて ほどけて離れて 引き合って 今心だけ つながっている

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