ちゆ な
ちゆ
ちゆ 月に口づけされている夢を見て ああ 亡くなったのねあの人が
ちゆ ぱっちりと揃えた爪でかき鳴らすギター あなたの帰らない部屋
ちゆ あなたから逃げた私の愚かさは新幹線で運ばれていく
ちゆ 「あっオリオン座」とたぶんあなたは呟いてそれを最後と決めたのでしょう
ちゆ ストロベリータルトの甘ったるさへと堕ちて堕ちて堕ちて 恋なんて
ちゆ いつか来るお別れ いつか来てほしいお終い 今は来てほしくない
ちゆ あの人の肯定botに成り下がりようやく深くなっていく晩
ちゆ したたかな方だと思う どちらかと言えば加害者側だとも思う
ちゆ 