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澄水

尚一つこの生涯は迷いの世繋がれた者南無阿弥陀仏

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澄水
梅鶏

エリンギを選ぶ基準は仲の良さ（美男美女でもあれば尚良し）

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梅鶏
恋子

夕顔につられて恋の花瓢わらべに艶は妖しくもなく

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恋子
埋れ木

夕立と　益々増しゆく　雷鳴に　涼しさの予感　その実は停電

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埋れ木
パパ猫

これという芯はなくとも幾重もの想い重ねる玉葱である

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パパ猫
風

正面に入道雲は立ち昇りまっすぐ進めと手招きをする

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風
恋子

装いは田舎の畔の銀座にて案山子が始めた秋コレクション

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恋子
御影

乱れ飛び 火に向かい行く酔いどれの 死んだも気付かぬ夏の虫らは

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御影
めるへん

毎朝の血圧計に喜憂してはるか昔のときめき思う

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めるへん
行雲流水　破調編

壊れそな　君の瞳に　映るのは　カゲの雫か　コトの欠片か　６７

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行雲流水　破調編
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