行雲流水 破調編

人は何故 差別するのか 傷つけて 傷つけられて 傷つけあうのか

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野崎 明

南にはたいふうの風が都会では名聞名利の風はげしくや

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めるへん

ひたすらにただ待つのみのセンサーは不意の客にも直ぐに応じる

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パパ猫

迎えれば送る寂しさつのる盆 いつも一緒でいいはずなのに

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恋子

あなたには白がそんなに映ったのとずらして魅せて恋の悪ノリ

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平見翠玉

老いは初めての恋の驚きのよに喜びのようにやって来た

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澄水

“うたたね”は僕の灯火どうじん

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サルトビ

我が友よ 連絡取れず 生活は ケアマネ頼り 我は祈らん

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平見翠玉

踏まれても踏まれても強くなるそんな雑草に私はなりたい

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澄水

久方の光の舟は昇りゆく下弦の月に照らされてるよ

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