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にほんごが永遠に紡がれるほどあなたはいくつものあなただった

にゃんころり それは午睡のまんなかのゆるみが息を始めたような

まろやかにほどけて眠る君のそば午後はいつまででも午後であれ

「あっオリオン座」とたぶんあなたは呟いてそれを最後と決めたのでしょう

擦りむいた膝が治って君はもう振り向かないで進むんですね

「変えたか」と気づいてくれる男とは違う男のための香水

たそがれていくのね街は あたしらのうざったい共依存も込みで

永遠はないねと笑いあうときが永遠に続けばよかったね
